「お前の技術がどれぐらい高いかなんて、
お客さんにわかるわけじゃないじゃん」
(指名率ダントツの先輩 整体師)
■ 「リピート」の条件って、そもそも何?
「リピート率って、どうやったら上がりますか?」
よく聞かれます。
実際、ノウハウはたくさんあります。
でも、いまいち効き目が出ないことがよくある。
売れてない先生も、
ノウハウにはすごく詳しかったりします。
なぜでしょうか?
……クサいこと言っていいですか?
真心です。
これ、マジなんですけど、
真心がちゃんと感じられないと、
「また来たいな」って思わないんです。
リピートしたくならない。
ノウハウが死んじゃうからです。
ホームページだろうが、
メルマガだろうが、
チラシだろうが、
すごい技術だろうが、
誰もが喜ぶはずの検査だろうが、
ぜんぶ同じ。
真心が宿ってなければ、死んでる。
伊勢エビでも、
賞味期限が切れてたら、イヤでしょう?
ただの甘エビでも、
とれたてのプリップリだったら、
すごくおいしいでしょう?
「血が通って」いるかどうか。
どんな心が宿っているか。
それは内容よりずっと影響力がつよい。
真心がない(ように見える)ということは、
「どうせ、お金儲けでやってるんでしょ」
と思われるということ。
じゃあ、真心があるということは……?
■ 「お客さん目線で考える」具体的な方法
よく大事なこととして語られますよね。
「お客さん目線で考えよう」
これ、具体的に、どうしたらいいか、
スパッと答えられますか?
ヒントは、質問の仕方です。
「どうやったら、リピート率って上がるんだろう?」
という質問で考えていたら、ダメってことです。
質問自体がお客さん目線じゃないから。
これは施術者目線でさえなくて、
いわば、商売人目線でしかない。
だから、この質問で考えてたら、ダメ。
「人って、どんなときにリピートしたくなるんだろう?」
「うちをリピートしてくれてる人って、
何を気に入ってくれてるんだろう?」
ってなってくると、大分違います。
主語が自分じゃなくて、
お客さんになってきてますからね。
当然、出てくるアイディアの質もよくなってくる。
でもね、もう一歩、踏み込みたいんです。
「人がリピートしないわけがなくなるのって、
どういうときだろう?」
せっかくだから、
これぐらい踏み込んだ質問で考えるといいです。
■ あなたは「また会いたい」人として記憶に残っている?
決定的なのは、
「ぜひ、また来たい」
「ぜひ、また施術してもらいたい」
「ぜひ、また会いたい」
です。
シンプルですけどね。
これが1つでも満たされたら、
そりゃあリピートしてくれます。
結果的にね。
リピートを目指すんじゃなくて、
↑みたいに思ってもらうことを目指すんです。
もっとどうであれば、
「ぜひ、また来たい」と思ってもらえるか?
もっとどうであれば、
「ぜひ、また施術してもらいたい」と思ってもらえるか?
もっとどうであれば、、
「ぜひ、また会いたい」と思ってもらえるか?
こう考えるんです。
……だいぶ、違ってくるでしょう?
「どうしたらリピート率が上がるか」
なんて質問と、出てくる答えが雲泥の差になります。
具体的で、やさしいものになる。
――そうです。
「具体的なやさしさ」は、真心です。
■ リピート率が確実に上がる魔法の質問
●あなたは、
「ぜひ、また来たい」と思ってもらえてそうですか?
思ってもらえてる根拠は?
その根拠は、どうやったもっと強くできる?
どうやったら、もっと増やせる?
●あなたは、
「ぜひ、また施術してもらいたい」と思ってもらえてそうですか?
思ってもらえてる根拠は?
その根拠は、どうやったもっと強くできる?
どうやったら、もっと増やせる?
●あなたは、
「ぜひ、また会いたい」と思ってもらえてそうですか?
思ってもらえてる根拠は?
その根拠は、どうやったもっと強くできる?
どうやったら、もっと増やせる?
この3つに、はっきりと答えがある。
そういうセラピストには、
真心と自信が、自然に「宿って」います。
この「宿る」が大事です。
やってることとか、あり方とかの以前にあるから。
宿ってるものが、あり方を決めるし、やり方に出る。
だから、
ぜひこの答えは、手で書きましょう。
そのメモは、一生大事なものになる。
あなたと一緒に成長していく、
根幹になる。
マーケティングなんて難しそうに聞こえるけど、
この3つの質問への答えが根幹です。
この根幹、つまり「根っこ」や「幹」がないところに
どんな枝葉や花をつけたって、そりゃあ、
すぐ枯れますよね。
だって、地面につながってないんだもん。
逆に、根幹をしっかりさせたら、最強です。
この3つの質問への答えを、少しずつ少しずつ、
進化させていけばいいだけの話。
そしたら、どんな花でも咲くようになる。
長く強く。
■ あなたには「あなたの好み」しかわからない(と思ったほうがいい)
ただ、1つだけ、注意点があります。
それは、
「自分の頭で想像することには限界がある」
という現実です。
だから、聞きましょう。
↑の3つの質問は、本当は
あなたの大事なお客さんから聞くべきことなんです。
繰り返しきている人は、
なぜ、また来たいと思ってくれてるのか?
なぜ、また施術を受けたいと思ってくれてるのか?
なぜ、また会いたいと思ってくてれるのか?
もちろん、
そのまま直接は聞けないと思います(笑)
それを工夫して、
ヒントをもらえるようにする作業こそ、
施術中や、施術前後にやるべきことです。
だから、会話力が重要なんです。
聴く力のクラスをこの前やったのは、
そういう理由です。
だから、聴く力は成長力なんです。
ただ、本当に大事な質問が何か、
ということを知っているだけで、
質問のレベルは上がります。
会話から得られることは飛躍的に進化する。
今回の3つの質問は、
ぜひ覚えておいて下さい。
というか、実際、書き出してみましょうね。
書けないところがあったら、
ものすごいチャンスですよ。
そこ、盲点だからね。
スラスラ書けるところは、おそらく、
あなたの武器になるところです。
流行っている人気店を知っているなら、
そこについて、3つの質問の答えを書いてみてもいい。
予想でもいいし、もし聞けるなら、聞いて書いたらいい。
こういった地味な作業こそが、
意識の根底にある「売れる人の土壌」です。
そこには、何の種(商品)をまいたって、
売れるんです。
変な話、整体師から何に転職したって、
売れる人になれる。
手を動かして、書き出して、また直して。
己の中を、耕しましょう。
ときには、人の手も借りて。
そうしてたらやがて、
無限の泉に辿り着きますからね。
というわけで今回は、
「有効な答えが欲しかったら、有効な質問で考えよう」
というテーマでお送りしました。
ではでは、くれぐれも、お大事に!
リサーチのポイントはまず、量より深さです。
編集後記につづく……
■ お知らせ
※お問い合わせは、返信やメッセージなどで、お気軽にどうぞ。
(残席まだ余裕あり)
●8月23日(水) 19:30~21時
「カチコチ体が10秒でみるみるやわらかくなるストレッチ」
出版記念セミナー @新宿
~ 3つのコツで、体は魔法みたいに伸びる ~
http://www.ht-b.jp/erm/tokubetsu/04yuru_st.html
●(残席2)
9月24日(日) ※誰でも単発で受講が可能です!
「楽ゆる式 氣功セラピー初級 (レイキ 初・中級) 」
~ 氣功でこりや痛みがケアできるようになる! ~
めちゃくちゃ便利だからか、人気No.1。
http://www.ht-b.jp/erm/kiko/1reiki_b.html
●【NEW】
10月8日(日) ※誰でも単発で受講が可能です!
「幸せな独立」7つのコツと 10の準備
~ 原則、裏ワザ、実行を助けるチェックシート付き ~
すごい久しぶりに、経営系のクラスです。
▼ 独立のしかたがわからない
▼ 独立したけど全然売れない
▼ 独立して売れたけど、全然幸せじゃない
▼ 独立して売れてるし、すごい幸せ
どのケースも見てきました。
明確な違いはある。コツもある。
……でも、ぜんぜん知られてない。
たしかにぼくが独立するときも、誰も教えてくれなかった(笑)
割と多くリクエストをもらうので、
つくってみてたら、すごい面白そうな内容になりました。
独立を考えている人、
独立したけどまだ満足していない人へ。
http://www.ht-b.jp/erm/seminer/keiei0.html
●レイキの上級のさらに上。
……ようやくお渡しできるレベルになりました。
12月にリリースする予定です。
マニアな方々、お楽しみに……(笑)
●その他、その先の予定はこちら↓
「楽ゆる整体 スクール予定」
http://www.ht-b.jp/erm/seminar.html
◎ブログだけのネタも好評です。「楽ゆる式」
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■ 編集後記
暑くない夏。
夏らしくない。
それで体調が悪い人が多いってのも、
面白いものですね。
夏暑いのはイヤだし、
冬寒いのもイヤ。
それはそうだけど、
「らしくない感じ」って、
もっとイヤなものなのかもね。
……と、意味深なまま
今回は終わってみます(笑)