あなたは、
弱いところを、ちゃんと見せてる?
……特に、
「一番、カッコつけたい相手」に対して。
たとえばその「相手」というのは、
意中の人かも知れないし( ← 言い方、古っ!(笑))
お客さんかも知れない。
弱いところ、
カッコ悪いところを、
ちゃんと「出せて」いるでしょうか。
ぼくはこれ、
健康のためにも、モテるためにも、
いい関係をつくっていくためにも、
超大事だと思っています。
なぜか?
ぼく自身が元々、
「カッコつけ野郎」だからです。
今はずいぶんマシになってきたし、
カッコよくないところも漏れ漏れですけど、
昔は、ひどかった……
「努力しているとこなんて、バレたくない」
「弱点なんか、絶対に知られてはいけない」
「できる人間に自分をつくり上げないと!」
つってね。
でも……
そういう人って、モテないんだよね(笑)
なかなか上手にやりきることなんて
できないから、
● 見栄っぱりな感じで、めんどくさい
● バレてるものはバレてるから、痛々しい
● プライドが高そうで、イジりにくい
→ 一緒にいてあまり楽しくない
ってことに、なっちゃう。
じゃあ仮に
「上手にやりきれていた」としたら、どうなるか?
● 完璧な感じがして、近寄りがたい
● 共感しあえない気がして、打ち解けにくい
● プライドが高そうで、やはりイジりにくい
→ 一緒にいて「楽しくないだろう」と心配になっちゃう
→ つまり、一緒にいてあまり「楽しめない」
って感じね。
つまり、どっちみち、
「一緒にいて楽しくない人」だということ。
もちろん、
成長を目指すのは間違いじゃありません。
素敵な人間になろう、
そういう人であろう……とする意思は、尊いです。
ただ、
「弱いところを隠さない」
「なかなか素敵になれない自分を認める」
ということができたら、
そのほうがずっと大きな成長だし、
はるかに素敵です。
ぼくはそれを「実感」できるのに、
時間がかかったなぁ……(笑)
しかもね、
これを個人として理解するのと、
「仕事人」として理解するのとでは、また
別だったりするんですよ。
要は、
「ホームページにはいいことばかり書いちゃう」
「Facebookでは、成功者ぶっちゃう」
みたいなことね(笑)
これが、足かせになります。
1つ、
ぼく自身の重要な実例としてね……
「ぼくも昔、自律神経失調症でした」って、
ホームページに書き始めてから、
うちの新規のお客さんは、ずいぶん増えたんです。
「先生も昔、お辛い体験、なさったんでしょう?
そういう人に、ぜひ診てもらいたいって、思いました」
そんなことを言ってくれるお客さんまで、
いてくれる。
これが、わかりやすい例かな。
そう、
「誰でも見られるホームページなのに」です。
いや、もっと正確に言おうか。
「誰でも見られるホームページだからこそ」、
あなたの弱みを書いておくべきなんです。
だってね……
ユニクロの服だって、
ダイソーの雑貨だって、
「安いのに、質がいいもの、増えたなー」
って、思うでしょう?
そう、そういう時代なんです。
品質だけでは、勝負できない。
(当然、品質は高くないとダメだけどね)
【人間味】が問われます。
これね、勘違いしちゃいけないのはね、
【人間力】ではなくなってきた……ということね。
そうそう、ここは大事なポイント。
ある程度、ポンコツでいいの。
1つだけ得意なことがあれば、それでいいの。
だから、
人間力じゃなくて【人間味】ね。
人間力なんて、すごいものを問われるより、
よほど気楽でしょう?(笑)
最近売れてる芸能人なんて、
ほとんどの場合、
「ほどほどポンコツで、かわいらしい」
という人たちばかり。
あのダウンタウンでさえ、
「かわいらしく」なってきてる。
もちろんぼくも、まだまだでは、あるんだけど。
どうやって、
「弱いところを見せる勇気」を出すか?
それは、
あなたが大好きな誰かを、想像したらいい。
その人はきっと、
あなたに「ポンコツさ」を、
ちゃんと見せてくれているはず。
それさえ、実感できたら、
「そっか、それでもいいんだ」って、
思えるはずなんです。
人間味ほど、強い武器は、ないよ。
だってそれは、
ぼくやあなた、それぞれが、
親御さんやご先祖さん、神様的な人たちに、
「もらって生まれてきた」ものだから。
そんなん、すごいパワーに決まってます。
生来の、
元来の、
疑いなく、
濁りもない、
あなたの、
オーガニックな力。
それ、使わない手は、ないでしょう。
それ、大事にしないのは、
バチ当たるよね。
そんわけで、大事に、考えていこうね。
あなたの人間味って、どういうところ?
あなたらしい弱さって、どういうところ?
もっといえば、
あなたの「憎めないところ」って、どういうところ?
(これがわかれば、すごいんだけどね)
それは、
プライベートでも、
仕事でも、めちゃくちゃ重要だよ。
そしてこれから、ますます重要になるよ。
ではでは、今日も、面白い一日を。
弱いところと得意との落差が、「ギャップ」だもんね。