「あんなにすごい先生に教わったのに……」
同じテクニックを習っても、
効果を出せる人と、出せない人の差は、ある。
3倍ぐらいの開きが、あたりまえのように、出ます。
どうしてでしょう?
理由の1位は「力み」です。
それが大切な回復力を「封印してしまう」んです。
なぜ、力みはそんなにアカンの?
どうしたら、力みは回避できるの?
どうしたら、ちゃんと威力が出るようになるの?
今回は、そんな疑問に応えます。
あなたは力が抜けていますか?
今、ためしにチェックしてみましょうか。
□奥歯と奥歯、くっついてなかった?
□足のどっちかが、地面から浮いてなかった?(足組むとか)
□呼吸、浅くなってなかった?
□体は前に傾いてなかった?
□肩が上がってなかった?
……ということなんです。
力みは、ほぼ無自覚で発生します。
とくに、まじめでやさしい人に。
残酷な真実ですね(笑)
「結果を出したい」とか
「この人は疲れがすごいなー」とか
「よし、新しい技術を試そう!」などと “意識する” と、
もう力んでます。
だから、効かない。
力むと効かない理由は、主に2つ。
1つ目は、手がかたくなるから。
かたい=にぶい です。
ツボがわからない、呼吸を読めない、共鳴できない。
そうなると、角度、強さ、タイミング、間がズレる。
効くわけがない。
人と会って緊張しすぎるのと同じです。
相手が見えなくなるよね。
話のツボがわからない、呼吸が読めない、共鳴できない。
話題の選び方、感情の強弱、話す・聞くのタイミング、
話の間……ぜんぶズレる。
打ち解けるのが、難しい。
一緒なんですよ。
会話でも、
施術でも、
「打ち解けたい」わけでしょう?
相手が見えるから、
「ここを打てば解ける」のがわかるわけでね。
だから、感じる力と整える力は比例するんです。
はい、次は、2つ目の理由。
「緊張は伝染する」んです。
シンクロの法則ですね。
あくびしてる人が近くにいると、あくびが出る。
ぼくらはそう「できている」。
セラピーをやる側に興味があるような人。
……つまり、あなたは(笑)、
それが普通より強い。「伝染力」がね。
そうなると、あなたの力み(=緊張)は、
相手に必ず伝わります。
緊張してかたくなっている相手に、
施術って、効きますか?
力まれてしまうと、
呼吸は浅いし血流は悪いしツボは閉じるしで。
いいこと、ないでしょう?
だから、
1)手がかたくなるから
2)相手までかたくなるから
という理由で、
「あなたが力むとセラピーが効かない」んです。
逆に、力みを減らせたら、
「完全にまったく同じこと」をしても、
効果って2倍とか3倍になる。
そっちのほうがいいに決まってる。
でも、「クセ」があるから、
ついつい力んでしまう・・・
どうしたらいいのか?
「力を入れなくても、頑張らなくても、
施術効果はすごく出る」と知ることです。
これが、1番効きます。
ただし、
知ると言っても、教わっただけじゃ足りない。
体で知って、
脳に「確信」させないといけません。
だからぼくは、レイキを教えてるんです。
あれなんて「触れるだけ」だからね。
「ええ?? ほぼ何もしてないのに、
こんなに変わるんですか!!」
って、全員、なるからね。
実は、
「ほぼ何もしてない」=「何のジャマもない」
なんです。
これを「体感」した瞬間、
あなたのセラピーが変わるんです。
今度8月に音叉セラピーのクラスをやりますが、
これも同じね。
レイキより体験の質が上かな。
「力むことがほぼ不可能」だから。
だって、自分は相手に直接さわらないからね(笑)
音叉を当てるだけだから。
そういう「体験」を増やすといいです。
すぐできる1つは、
「あえていつもの3分の1の力で指圧してみる」かな。
きっと充分効きます。
下手をすると、いつもより効くはず。
そしたら、
「あれ?こんなことで、こんなに変わるの?」って、
わかるから。
そんなに、
「自信が蘇ってくる体験」は、なかなかありません。
「人間の回復力を信じ直せる体験」もね。
で、ここが肝心なんだけど、
あなたのお客さんだって、同じことを感じるんです。
もっといったら、お客さんの心や脳がね。
「こんなに小さな力や刺激で変われるなら、
自分の体って、まだ捨てたもんじゃないな」ってね。
そう「思う」というのを超えて、
その事実を「体験」できるんです。
この「真実」を大切にするから、
すごい成果を出す人は、
ソフトな刺激を使っているんです。
逆に、
強い刺激のテクニックですごい成果を出す人が、
ほとんどいない理由も、わかってきますよね?
「強い力を加えたから変わる」のって、
当たり前だからね。
でもそれじゃあ、「その力のおかげで変われた」わけで、
「他人のおかげ」なんだから、
自信は増えるよりは、減るほうにいくよね。
「自分の力では、何もできないなぁ……」ってね。
あなたはきっと、
すでに優秀なテクニックを、もっているはずです。
何より、あなたのお客さんは、
すごく優秀な回復力を、すでに持っています。
そんな「宝の持ち腐れ」って、悲しいですよね。
信じ直して、ちゃんと活かしましょう。
ではでは、今日も、面白い一日を。
何よりの魔法って、体そのものだからね。