「心技体 ~ 本当に治せる人気セラピストになる方法」
シリーズも、ついに第6回目です。(全7回)。
前回までで、セラピストに求められる「心」について、
まとめてきました。『探究心』とか、『安心・納得・希望』とか、
大切なキーワードが出てましたね。
覚えてますか?(笑)
さて、今回からは、「体」の話です。
実はこの業界・・・
「経営がうまくいかなくて(要はお金がなくなって)閉店」
というパターンがもちろん最多なんですが、
無視できないぐらい多いのが、
「カラダを壊してしまって、続けられなくなり閉店」
というケースなんです。(=「ぶっ壊れ引退」)
せっかく経営が軌道に乗っても、この問題が、
必ず出てくるんです。
●1人、施術が終わったあと。
「あー、疲れたぁ・・・」って、なりますか?
「いやいや、1人ぐらい、大丈夫っす!」
かも知れません。
(そうじゃないと、困りますよね(笑))
では、
5人連続だったら、どうでしょうか?
「そりゃ、さすがにヘバりますよ!!」
って、もし感じるなら・・・
それは少し問題です。
●「セラピストは、疲れててはいけない」
これは、けっこう重大な、鉄則です。
いや、もちろん、僕もわかってます。
基本、すごく「疲れやすい仕事」です。
実際、カラダ壊して辞める人、多いですからね。
(早死にも、かなり多いです)
でも、「だからこそ!」です。
だからこそ、
「疲れないやり方」を必ず、マスターして欲しい。
●僕、あんまり押しつけない方ですが、
「カラダの使い方」については、しつこいぐらい
クラスでお伝えしてます。
(初級~上級まで、ちょくちょく出て来ます)
なぜなら、
カラダ壊しちゃうのが本当にもったいないし、
実は、疲れてると「施術の効果も落ちる」んです。
これは、実感、あるかも知れませんね。
そう・・・だから、言ってしまえば、
「施術がきついと感じてるうちは、未熟な証拠」
なんです。
●例えば・・・そうですね、
具体的なヒントを、1つお渡ししましょう。
イスから立ち上がるときに、
1)足元を見下ろしながら、立ち上がってみる。
2)天井を見上げながら、立ち上がってみる。
これ、1、2、比べてみてください。
はい、やってみましょう。
(いちいち実際に試した方が、面白いし、
身につきますからね)
・・・
・・・
・・・
・・・やりました?(笑)
はい。
多分、はっきり違いがわかるはずです。
ゆっくり立ち上がると、より明確に違います。
「見上げながら立ち上がる」ほうが、
遥かに軽い感じがするはずです。
●これは、ぜひ、
膝や腰が悪い人、特におじいちゃん、おばあちゃんに
教えてあげてください。
だって、すごい違いでしょ?(笑)
目線を変えるだけでいいんですから。
でも、体調が悪い人ほど、
「足元を見ながら立ち上がる」んです。
足元が不安で心配だからね。
こんな風に、
カラダって、ほんの少しのコツで、
こんなに能力が変わってしまうんです。
●もちろん、施術でも同じです。
明日からすぐ使えるノウハウとしても、
「施術中、目線を落とさない」というのは
効果てきめんです。
手元をね、つい見ちゃうんです。
でも、見るべきは、壁です。
むしろ、もっと遠くをイメージしたほうがいい。
(「宇宙の果てを見るように」と言う人も(笑))
そうすると、
疲れにくいし、よく響く、気持ちの良い
施術になります。
(圧でもストレッチでもなでるのでも何でも)
これ、早速試してみて下さいね。
ぜんぜん違ってきますから。
●そうなんです。
こういう「ぜひ、知っててね!」というコツが、
たくさんあるんです。
・呼吸の使い方とか、
・手首の決め方とか、
・テコの利用法とか、
・鼻のベクトルとか、
・肩リセットとか、
・足底のなじませとか、
・邪気を防ぐバリアとか・・・
知ってると知らないでは、
「スキルの上達のスピード」とか、
「施術の威力の伝わり方(%)」とか、
「この仕事を愛し続けられる度合い」とかが、
まったく違った次元になってくる。
僕なんて、大げさじゃなくて、
3年前と比べたら、10分の1ぐらいしか
疲れなくなっています。
こんな言い方したら、やらしいですけど、
疲労は10分の1で、売上は2倍です(笑)
そういうの、知っておきたいでしょ?
時間と体力の余裕ができたら、
「もっとスキルアップに力を注げる」
わけですからね。
●要は、「伝説の剣、エクスカリバー」
みたいなものを持っていても、基礎体力とか
技術が無いと、使いこなせないんです。
(=威力が出ない)
施術も、同じこと。
あなたの「体さばき」がしっかりしていないと、
どんな優秀な治療法であろうと、その威力は
充分つたわってくれないわけです。
●しかも、こういうことを知ってると、
患者さんへの生活指導で、むちゃくちゃ役に立ちます。
僕、よくやるんです。
「いつものように、座ってみて下さい」とか、
「いつもの感じで、立ってみて下さい」とか。
そこに、ほぼ必ずといっていいぐらい、
「症状の原因」が含まれていますから。
そこで、
あなたがもし「体さばき」を理解してたら、
「だったらこう変えれば、疲れは激減しまっせ!」
という分析・提案ができるわけです。
そうです、この、「その人用の分析や提案」が
できるかどうか・・・
これは、
体質改善を「一緒に」やっていくためにも、
根っこから症状を治していくためにも、
信頼を得るためにも、ひじょ~~~~に、重要です。
●はい。というわけで、今回はぜひ、
「目線は下げない!」ということだけでも、
覚えて帰ってくださいね(笑)
ぜひ今日から使ってもらって、
カラダだけは、壊さないで下さい。
良心的なセラピストさんほど、体を(心も)
壊しやすいですから。
せっかく僕に関わってくれたんですから、
そのパターンからはぜひ、抜け出して欲しいです。
強く強く、願います。
・・・それではまた、面白い毎日を!
立派な草木って、根っこから立派ですよね。
※次回は、「体」をもう一歩、深めていきます。
_____________
■お知らせや近況報告など:
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■次の中級クラス(7/26 日曜 13時~18時)は、
「人気No1. 治療系への第一歩 『骨盤調整』
~ 体の土台の安定、足腰の改善・強化、そして生殖器系 ~」です。
このセラピーの特長は・・・
● 短時間で骨盤が整う上に、効果が長持ちしやすい。
● 骨盤を歪ませる筋肉をしっかり理解し改善するため、説明もしやすい。
● わかりやすい検査を導入することで、喜ばれやすい。
● 効能が深く、幅広い
● 「矯正」でなく「調整」なため、受けていて心地良く、不安感・不快感がない。
● 体幹の力が上がるところまでを検査で確認できるため、満足度が非常に高い
・・・などです。
ぜひ、具体的な案内、チェックしてみて下さい!
⇒ http://www.ht-b.jp/erm/class/kotsuban.html
※基本的には、楽ゆる整体スクールの受講経験者に限定の
セミナーですが、ベースがある人は応相談です。
お問い合わせ下さい。
■整体スクールの初級コース(11期)を、8月から
スタートします。(8/2、9/6、10/4、11/1、12/6)
(開催が1ヶ月後ろにズレました。<(_ _;)>)
自分で自分のカラダを治せるように!とか、
周りの大切な人をケアできるようになりたい方に、
ゼロから全身ケア、セルフケアまでをお伝えするプログラムです。
● 基礎から理解できる(健康・病気の条件、ストレス、筋肉、骨格など)
● 60分のコースや、辛い場所ごとのケアができるようになる
● 施術の効果は、簡単なのに高いと評判です(生徒さんより)
● 画像付きのテキストを濃い目にして、復習しやすくしてます
● クラスの中で実践も検査もやるので、実感こみで身につきます
1)基礎(壊れ方、治る原則、ストレスの仕組み、体の使い方 など)
2)肩のケア(仕組み、整え方、ツボ、ストレッチ、セルフケアまでなど)
3)腰のケア( 〃 )
4)首のケア( 〃 )
5)統合(全身ケアのコースとして復習・訓練、まとめ)
・・・という全5回です。
興味がある人は、案内ページ、のぞいてみて下さい。
初めてでももちろん、大丈夫です。
(内容、かなり改良されてます。復習の方も、ぜひ!半額ですしね)
⇒ http://www.ht-b.jp/erm/
■次のセラピスト塾(※単発参加、初参加OK)は・・・
▼第8回(8月9日(日) 13時~18時 )
『 美容×体質改善!筋膜トリートメント
~ 究極のリンパケア ~ 』
『 すぐ実感できる&喜ばれる!超使える「3つの検査法」 』です。
このスキルの特長は・・・
● リンパの巡りを短時間でジャブジャブに改善できる
● 筋肉のバランスがとれて、「悪いクセ」まで抜けていく
● ソフトで安全な施術なため、妊婦さんや赤ちゃん、お年寄りにも◎
● 頭蓋骨のケアや、内臓のケアにもそのまま応用可能という便利さ(応用法も伝えます)
● 他がやっていない & 原則を知らないとほぼマネできない独自性
● 美肌、引き締めなどの美容効果もあるため、経営的にも使いやすい。
※ 筋膜トリートメントも、オステオパシーの一種です。
といったところです!
⇒ 詳しくは・・・ http://www.ht-b.jp/erm/seminer/8.html
--------------------------------------------------
■編集後記:
--------------------------------------------------
何でもね、究めていくとあるんですよね、
コツっていうのが。
(ちなみに、ちょっとした雑学ですけど、
このコツ、感じで書くと、「骨」だそうです)
よくスクールで話すんですけどね、
日常でもやるといいんです。
「もっと疲れずにシャンプーできないか」
「もっとラクに歯磨きできないか」
「もっとラクに呼吸できないか」
って。
そういう「自分のカラダを使った実験遊び」、
すごく大事です。
何よりの、財産になりますけん。