【Q】
整体で独立するのに、どのくらいお金が必要ですか?
●答え:
安くいくなら「5万円ぐらい」です。
……というわけで、
もう、マッハで結論は出たんですけども(笑)
この金額、驚きますか?
けっこうよく聞かれる質問なので、
ちゃんと説明しておきますね。
独立ってすごいお金がかかるとか、
「ギャンブルみたいなもので失敗したら借金まみれになる」
とかって思ってる人も、少なくありません。
でも、それは誤解です。
そんなことになるのは、
●すごい店舗を構えた場合 や
●そのためにでっかい借金をした場合……「のみ」です。
じゃあその「5万円」っていう、
韓国ツアー2泊3日旅行(ホテル代こみ)的な数字は、
どこから出たのか?
あなたはきっと、そう言うでしょう。
その「5万」という数字は、何を隠そう、
「永井の実例」なんです。
実際、ぼくが独立したときに買ったのは、
●整体のベッド:3万円弱 (枕などもセット)
●施術着(上):7,000円ほど
●タオル類:1万円ほど
●サーバー代(HPを置くため):3000円ほど
という感じ。
そして「アパートの一室」で始めたんです。
(このアパートの名前が「ロータスプレース」でした。
→それに縁を感じたのもあって、楽ゆるのロゴは蓮華です)
ひと昔前ならイマイチでしたが、
今や、個人事業なんて当たり前の時代です。
清潔感さえちゃんとしていたら、
アパートの一室だろうと、大きな問題はありません。
問題は「集客」なんだけど、
路面店だからってお客さんが勝手にくるほど
甘い時代でもないので、
そこも、そんなに大きな違いはありません。
あ、接骨院とか整骨院なら路面店じゃないときついけどね。
基本が薄利多売で、露出してナンボだし、
道行く人を大量に集めないといけないから。
(でも整体院とかになると、まったく事情が違います)
だからむしろ、
お金に関して重要なのは
「稼げるようになるまでの生活費」です。
自分の生活費が、
月の合計でいくらか、知ってますか?
それは把握しておいたほうがいいです。
そして、絞っておいたほうがいい。
少なくとも半年~1年ぐらいは
生きていけるだけの生活費を、貯めておく。
または、それが嫌ならダブルで働く……つまり、
別の仕事をしながら自分の店をやるか、ですね。
(ぼくはダブルを選びました)
もちろん、
もし店舗を借りるとなると、
保証金(家賃の半年分など)と月々の家賃が
かかってくるので、目ん玉が飛び出るほど高くなります(笑)
でも店舗なんてものは、
「売れた後」につくればいいと、ぼくは思います。
(セラピスト業なら、ね)
どっちみち3年ぐらいはやってみないと、
「いい店舗づくり」なんて、そもそもムリだしね。
経験値が足りなさ過ぎて。
……はい、ということでね、
「独立資金」って、実はそう大きくありません。
ついでにいうと、
「独立の手続き」的なことを心配する人もいますが、
それもめっちゃくちゃ簡単です。
その気になって調べればいくらでもネットでも出て来ますが、
紙切れを区役所に1枚出す、ぐらいで事足ります。
無料の相談サービスをやっている行政も多いし、
ぼくも力を借りました。
(図書館とかにいくと「無料 独立相談!」とかって
チラシが貼ってあったりする)
だから、資金や手続きは、きつくないよ。
じゃあ、何がきついかって?
●お客さんが来ない
●お客さんがリピートしてくれない
●施術に自信が持てない
この3つです。
言い換えれば、
集客力、接客力、施術力の3本柱。
とくに施術力以外の2つね。
これらをしっかり磨いておくことが、
準備において最重要です。
ではでは今日も、面白い一日を。
そう考えたら、独立当時のぼくに「集客力」はほぼ無かったな。
施術力と接客力だけで何とかした……というのが実態でした。