楽ゆる式◎セラピスト塾

根っこから体調がよくなる整体セラピーのヒント。心と体、魂のツボ。

独立して1番よかったことは何ですか?

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今日は、質問をいただきました。
「独立して1番よかったことって、何ですか?」

はい。

結論から言ってしまえば、
「仕事の面白さが3倍以上になったこと」

――色々あるけれど、一番大きいのは、これです。

 

独立すると、すべてを自分で選べます。

どんな施術をするかを選ぶのは当たり前ですが、
内装、音楽、香り、ホームページ、説明、検査、ヒアリング、
問診表、照明、ベッド、タオル、フェイスペーパー……

本当にすべてを、自分で選びます。
つまり「いくらでも良くすることができる」。

それは、自分のお店じゃないと、叶わない面白さです。
大変だけれど、すごく自由。

わかる人にはわかるでしょうけども、
そのすべての要素に「施術効果を高める」
という工夫を仕込むことだってできます。

たぶん、雇われの仕事と、独立後の仕事には、
マンションを借りて住むのと、
一戸建てをつくって住むぐらいの違いがあるでしょうね。
……うん、このたとえは、わかりやすいんじゃないかな。

ぼくは、自分で「手入れした最高の家」にしたかったんです。
そりゃあ、面白いに決まってますよね(笑)


それと、もう1つ。
お客さんが自分を見る目も変わる。
これも、すごく大きいです。

お客さんから見たときに、
「いち従業員」としてお願いしてる兄ちゃんと、
「事業主」として診てもらっている先生とでは、
信頼感、期待感も、自然に変わってくるんです。

それは、
ぼくが雇われていた頃からのお客さんを見ていても、
わかります。従業員時代のぼくに対する接し方と、
独立してからのぼくへの接し方は、
やっぱり、違うんです。


もちろん「重さ」はあります。
責任にも期待にも、重みはどうしても、感じます。
でも、その分、報酬も成長も、実は成果も……
つまりは喜びが、はるかに大きい。

重さの分だけ、自分なりに「工夫」することが増える。
……というより、自分で考えること「しか」ないぐらいなので、
本気になれるんです。
遊びでも仕事でも同じですが、
本気であればあるほど、やっぱり面白くなる。


こんなに「やり甲斐」のあること、
従業員時代には、なかったなぁ……

ぼくは、ですけどね。



あと、最後に……やっぱりよく聞かれるのは収入のことです。
興味、そりゃあ、ありますよね。
たしかに、収入はだいたい独立後半年で、3倍ぐらい。
今では10倍以上になりました。
それはもちろん、うれしいし、大切なこと。

でも、
収入が増えても、自由じゃなければ、使い道もない。
充実感がなければ、心は貧しくなってしまう。
どっちにしても、幸福じゃないから、仕事が続きません。

続かない幸せって、たぶん、幸せじゃないゆがみを
最初っから含んでいるんです。

そう考えたら、改めて、
「仕事が面白い」って、本当に幸福なことです。
やっぱりこれが1番です。

面白いからこそ、
もっと上手になりたいし、工夫をしたい。
いくらやっても飽きないし、充実するし、
「喜ばれる喜び」が何倍にもなる。

その結果、収入も「自然に」増えるんだと思います。
お客さんにもバレますしね、
あなたが「仕事を面白がっているか」ってことが。
そう、これは施術に出ちゃうんです、怖いほど。
何の仕事でも、同じでしょうけどね。


あ、そうそう、収入ってことで一つ、面白い法則があります。
それは、「収入を追い求めて、収入を得る」と、
得たお金が死んでいる、というものです。
いい縁を結ばないし、すぐ離れていきます。
その仕事自体も続かなくなることが多いですしね。

不思議なものでね。

「もっと大事なものを追い求めた結果、得たお金」は、
生きています。いい縁を結んでくれるし、
必要な分が、手元に残っていきます。
仕事はもちろん、楽しく続けられます。

金運って多分、そういうことです。
要するに、お金のために動いちゃうと、金運、落ちるんですね。

お金を得たときの「心持ち」が、
たぶん、お金の神様とかお金自体にバレるんです。

だから、くり返しますけど、
「仕事が面白い」って、切実に、大切なんです。


ただ、独立しなくても、仕事が面白い人は、
たくさんいると思います。
ぼくもそうだったけどね。
独立したら「さらに面白さが増しただけ」だから。

きっと「分かれ目」になるのは、
自分で考えたり工夫したりするのが好きかどうか、です。

好きな人は、独立したら、もっともっと仕事が面白くなるはず。
そうじゃない人は、独立しないほうが、
面白い部分「だけ」を味わって生きられるんじゃないかな。


というわけで今回は、
「独立して1番良かったのは、仕事の面白さが倍増したこと」
という結論でした。


ではではまた、面白い日々を。
独立してうまくいくかどうかの分かれ目は、また別の機会に。