「なんで先生、そんな売れるの早かったんですか？」
という超シンプルな質問を頂きました。
改めて考えてみたら、すごく、よくわかりました（笑）
■2010年、ぼくには「１つの芸」しかなかった……
「先生は、お腹もみてくれるんですね、珍しい……」
今まで、何度言われてきたことか……。
そういう人は、必ず、くりかえして来てくれました。
ぼくが整体師として独立したのは、2010年。
28歳だった。
忘れもしない、ボロ・アパートの一室。
駅からは悪いて10分ほど、しかも、坂道、くねり道。
夏は湿気がひどい上に、エアコンが弱い。
（のちに壊れて、壁から「はがれ」た（笑））
そんな環境で、ぼくは自分の院をはじめました。
何の自信もなかった。
でも、１つだけ得意なことがありました。
今でも思うんです。
おしゃれでもない、清潔感もない、有名でもない、
コネもない、若造でしかない、お客さんがついてたわけでもない、
看板も出せない……
そんな状況なのに、何とかやれたのは、
「お腹のケアがあったから」だったな、と。
■なぜ「あんなに一気に売れた」のか？
独立して、７ヶ月。
何もかも手探りでやってきたぼくの院は、
月の売上100万円の大台に乗ってました。
我ながら、すごいもんです（笑）
広告費、一切使ってませんしね。
しかも独立前のキャリアって一年半しかありませんでした。
（ペーペーもいいところです）
なのにどうして、そんなにお客さんが来てくれたか？
クチコミです。
とにかくたくさん紹介してくれる人がいたし、
50人というレベルで紹介してくれる
" レジェンド " が３人も現れました。
（今でも頭が上がりません。ほんとうに）
じゃあ、どうしてそんなに
「熱心に」クチコミをしてもらえたのでしょうか？
■「選ばれる」ための３つの絶対条件とは？
今なら、わかります。
理由は、３つ。
１）他にない結果が出ていた
２）他にない価値があった
３）その価値と結果が「わかりやすかった」
……超シンプルでしょう？
でも、考えてみて下さい。
「他にない」が２つもあったら、
「他には決してない」レベルです。
イメージとして、
【１００人に１人】×【１００人に１人】だったら
もはや " １万人に１人 " というレベル。
このレアさといったら、ツチノコみたいなもんです（マジで）。
みなさんもきっと、ツチノコを見つけたら、
人に言いたくなるでしょう？（笑）
そりゃあクチコミも続々起こるってもんです。
逆にいうと、１～３の３条件を満たしている人って、
本当に少ないんです。
大切なポイントだから、説明しましょう。
１）他にない結果が出ていた
２）他にない価値があった
これらを、ひとことで言えるか。
「どの点が、他にない特別な価値ですか？」
技の名前とかじゃ、ダメですよ？
「仙腸関節の調整が得意」とかね（笑）
お客さんに「知らんし」って言われたら、終わりなんです。
そもそも、結果と価値、わけて考えていますか？
これ、一緒にしてちゃあダメなんです。
まず結果とは、
「どんな目に見える変化が起きるか」です。
これ、バシッと言えますか？
当時のぼくの場合は「腹筋がおどろくほど強くなる」でした。
次に、
価値とは「人生にどういうプラスがあるか？」です。
その質問で、自分に聞かないといけない。
独立当時のぼくでいえば、
「お腹が明らかにやわらかくなって、お通じよくなる。
体が軽くなる。こりゃ病気にもいいに違いない」
というものです。
こんなふうに、結果と、価値……
それぞれ考える必要があります。
結果を出すのは、当たり前。
それが「どう人生にプラスか」が、わかるようにする。
その２段階の仕事があるんです、ぼくらには。
……あ、もちろん、2010年のぼくには、
そんな深いこと、わかってませんよ？（笑）
ラッキーだったのは、
「内臓トリートメントのわかりやすさ」です。
人が死ぬような病気って、ほとんど内臓です。
だから、結果も価値も、
「誰でもすぐわかった」んです。
ちゃんとした説明ができなくても。
それが、ぼくにとってはすごくラッキーだった。
実はこれが、最後の条件なんです。
■「わかった分」だけが、価値である
３）その結果と価値が「わかりやすかった」
これが一番大事。
お客さんが「わかった分」だけが、意味を持ちます。
当たり前だけど、
「わからないもの」にお金を払いたくはありません。
たとえば、美容院で、
「おきゃくさまー、匂いはしなかったみたいですけど、
今日はすごくいいアロマオル、炊いてたんですよー！」
って言われても、
「知らんし」ですよね（笑）
もっといえば、レストランで、
「味も匂いもしなかったみたいですけど、
今日食べて頂いたピラフには、超高級なブランド豚の
ダシがふんだんに含まれていたんですよー！」
って言われても、
「は？知らんし。
だったら豚肉入れてほしいし」
ですよね？
「せっかくの価値があったんだったら、
わかるようにしてくれよ！」
ってことなんです。
……そう。
整体だって同じこと。
……というか「もっとそう」なんです。
美容院でのサービスは見た目に出るし、
食べものも目に見えるし味も香りもあるし、
整体よりはるかに「わかりやすい」。
この認識が " 致命的 " に大事。
「ぼくらは、相当わかりにくいものを売っている」
ということね。
お客さんは、
「わかるようにしてよ！」って嘆いてます。
「先生、すごいことやってくれてるんだろうから、
ちゃんとそれ、わかるようにしてよ！」ってね。
まとめると……
１）結果を出すのは、プロとして当たり前。１点。
２）価値を生み出すことで、大きなプラスに。１０点。
３）結果と価値が「誰にでもわかる」と、超プラス。１００点。
それぐらいの差があります。
そしたら当然「選ばれる人」になる。
選ばれ「続ける」となると、また次の段階だけどね。
（それはまた今度、くわしく話します）
でも最初の「選ばれる」がないと、リピートなんて
夢のまた夢ですから、
ベースとなるのは、この３つです。
じゃあ、それ、どうしたらいいのか？
■「圧倒的な価値」見つける２つの考え方
ここまでで、
「選ばれるための３条件」は、よくわかったと思います。
ただし、忘れちゃいけないのは、
結果も価値も「他にないレベル」じゃないといけない。
つまり「圧倒的じゃないといかん」ということ。
どうやったら「圧倒的」になれるか？
２つの考え方があります。
１）平均よりも明らかに上のレベルの価値を提供する
２）他ではやってない価値を提供する
この２つ。
１は「縦に突き抜ける」イメージ。
２は「横に動いてスキマを埋める」イメージ。
どっちも、圧勝できます。
１なら「どの相手よりも上」という最強状態だし、
２なら「そこにはあなたしかいない」という独占状態です。
どっちでもOK。
……でも、どっちのほうが実現しやすいか？
それは当然、２のほうです。
１のように縦に突き抜けるには、かなりの修練がいります。
誰よりも上じゃないといけないからね。
つまりお金と時間がかかる。
そして悲しいことに「お客さんには理解されにくい」です。
技術の差なんて、高いレベルになればなるほど、
プロじゃないとわからないからね……
だから、まずは２。
「他ではやってない価値」を手にしたほうが、
はるかに有利です。
それが独立したときのぼくにしたら、
「内臓トリートメント」でした。
未だにそうですが、
おなかをちゃんとケアしてくれるところ、
極端に少ないですからね。
あっても「めっちゃ痛い」ことも多いみたいだし。
中身は何でもいいです。
「こんなのはじめて！」を、用意したらいい。
■「選ばれる先生」になるための魔法の質問
結論として、
魔法の質問でまとめましょう。
理論がわかった上で、
考えるべきことは、これだけ。
１）あなたの「他にない技術」は、何？
２）その技術の結果は、どうすれば「目に見えてわかる」
ようになる？（検査、写真などなど）
３）その結果は、どういう価値をもつ？
お客さんの生活や人生が、どんな風に具体的によくなる？
そしてそれ、何て言って説明したらベスト？
これだけです。
ちゃんとした答えを、すぐに出せなくもいいです。
ぼくだって、未だに考え続けています。
ただ、今の仮でもいいから、
この答えを用意してみて下さい。
売れ方、まったく違ってくるから。
当たり前なんだけど、この質問に答えられないうちは、
「何が売りなのか、自分でもわかっていない」
ってことだからね。
「何が売りなのかわからないなら、売れない」よね（笑）
逆に「売り」がわかったら、そりゃあ、
今より遥かに売れやすいよね。
お客さんからしても「売りがわかる」ほうが、
何百倍も紹介しやすいです。
だから、この３つの質問をつかってください。
長く、大事に考え続けてほしい。
あなたの武器をちゃんと見つけて、見えるようにしましょう。
それが最初にやるべき
「売れる理由づくり」ですからね。
ではではまた、面白い日々を。
本当は、直接お客さんに聞いてみるといいんだけどね。
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「内臓トリートメント」、あと１人だけ、入れます！
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そんないい流れで、来週、
「内臓トリートメント」のクラスがあります（笑）
4月28日(日)、13時～18時。
あと一人分だけ空きがあるので、
興味がある人は、ぜひ。
動画版の教材もありますが、
「病気に強くなれる」という価値は、
やっぱり、切実に喜ばれますからね。
『再生能力と病気予防！ 内臓トリートメント』
～ ハラから全身が強く・きれいになる ＆ 病気対策 ～
http://www.ht-b.jp/erm/2chukyu/naizo.html
