楽ゆる式◎セラピスト塾

根っこから体調がよくなる整体セラピーのヒント。心と体、魂のツボ。

「伝わる力」を上げる最重要ポイント

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「多くのことを語れば語るほど、
肝心なことは姿を隠すであろう」
(無名の県人)

 

一番伝えるべきことって、何でしょうか?

セラピー業界だろうが、他のどんな仕事だろうが、
「伝える力」が必ず問われる時代になりました。

なぜなら、集客や出世において、
自分や商品についての価値をきちんと伝えることが、
どうしても必要だからです。

しかし、伝えるべきことが何か自体を、
理解していない人がものすごく多いです。

こんなこと言っている僕自身も、
例外に漏れず、その1人でした。

誰かに伝えたいことがあるとき、
最も優先すべきことって、何でしょうか?


答えは「理由」です。
結論でも根拠でも知識でも知恵でもありません。

あなたが今の仕事に辿り着いた理由。
あなたが今大事にしている技術が、大事な理由。
あなたが相手に対して選んだサービス内容の理由。

「何」より「なぜ」です。


たとえば……

「私は頭蓋仙骨療法が得意です!」
という話と、

「私が頭蓋をケアしたい理由は、そのおかげで
 自分の自律神経失調症がスッキリ治ったからです」
という話だったら、どっちがより良いか?


もちろん大切なのは、
どっちがより「言いたいか」ではなく、
どっちがより「聞きたいか」です。


答えは圧倒的に、後者。
「理由」のほうです。

人は事実より、理由に惹かれ、心を動かします。

たとえば、
「魔王から姫様を助けた!」という事実があったとして、
その理由が「姫様をかげながらお慕い申し上げておりました」
というものだったら、感動話として成り立ちます。

でももし、
「魔王が隠し持っている宝石がめっちゃ高値で売れるから」とか、
「魔王が偉そうでムカついたから、なんとなく」
とかいう理由だったら、感動しないどころか、どん引きです。
(ちょっと面白いけれど)


だからこそ、理由を語るべきです。
だからこそまず「自分の理由」をちゃんと
深掘りすべきです。

あなたはなぜ、今のあなたになったのか?
あなたはなぜ、今の選択肢を選んでいるのか?
あなたはなぜ、今の仕事がしたいのか?
あなたはなぜ……

ってね。


それがハッキリしない限り、実は
「言うべきことなんて、あんまりない」ぐらい、
威力も魅力も乏しいんです。


理由を充分、語ってますか?
理由を充分、わかってますか?



ではでは、今日も、面白い一日を。
少なく濃く伝えて、あとは想像してもらう。