楽ゆる式◎セラピスト塾

根っこから体調がよくなる整体セラピーのヒント。心と体、魂のツボ。

病気さえ治ってしまう人には、何が起きているか。

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「どこを見ているか。何を意識しているか。
  治療のスキルは、そのあとの話でしかないよ」
        (氣の達人)

 
元氣になると、病気は遠ざかる。
大原則です。

氣が病むのが、病気。
氣が元に戻るのが、元氣。

だから、
「お客さんは、来たときよりも機嫌がよくなって帰った?」
……これ、魔法の質問です。

どうでしょう?

答えが Yes なら、大丈夫。
細かなことは置いておいて、体は回復に向かいます。
「機嫌」はほぼ「氣加減」だから。

そこで大切なことは2つ。

1つ目は、セラピスト自身の氣が元氣なこと。機嫌がいいこと。
2つ目は、お客さんの氣を元氣のほうに向けることです。


1つ目はもう基礎ですね。
自分の氣を整えてないといけない。

怒り、焦り、クヨクヨ、すべて氣の乱れ。
伝わります。施術しながらでもいいから、
整えていかないとね。

これが難しくなるから、
「どうも好きになれないお客さん」には、
施術が効きにくいんです(笑)

だから、セラピストは、
自分の氣を高めたり、整えたり、浄化する方法が
必須になってくる。
だからぼくは、レイキをお伝えしています。

機嫌良く、施術、やれてますか?


2つ目。
お客さんの氣を元氣のほうに向けること。

お客さんは、症状や病気に注目します。
意識がそれで占められちゃってる。
だから、治りにくい。
しょうがないことなんですけどね。

腰が悪い(と思ってる)人は、腰が悪い人の歩き方をする。
あの独特の歩き方、あるでしょう?
歩幅を小さくして、ヒョコヒョコ、大腰筋を使わないやつ。
あれが腰痛を悪化させるから、腰痛が治らない。

意識が変わる必要があるんです。
生活も健康法も大切だけど、
生活や健康法さえ変えてしまうのが、意識です。

お客さんは、何を楽しみに生きていますか?
それをあなたは、知っていますか?
その話ができていますか?

「健康になったら、やりたいこと」の中に、
大切なヒントがあります。
それは「部分的にだったら、今やれる」かもしれない。
「その結果、得たい感情だったら、他のやり方で得られる」
かもしれない。

腰が痛くない歩き方を、伝えられていますか?
「この調子でいけば、時間はかかっても、
 腰痛はよくなっていけそうだ」って理解されてますか?

そういう話が、できていますか?


「いやぁ、そんな氣力、なさそうです……」

という声もありそうですが、
ほんとうは、

「ほんの小さな希望の手がかりでもないと、
 氣力なんて湧いてこない」んです。

順番が逆ね。


ぼくらは、
「体だけを診ていればいい」仕事ではない。
正確にいえば、「そうじゃなくなっちゃった」。

心(神経)が弱っている人が多すぎるからです。
体がメインで弱っていた時代とは、
変わってしまった。

それで、
「今までのように治っていかなくなった」と
嘆いている「元・達人」の先生が多くいます。

でも、本当は、昔から、
心も診ていた先生のところでは、
回復のスピードはずっとずっと早かったはず。

聞いたこと、ありませんか?

「病気じゃなくて、その人を診なさい」って。


まともなセラピストは必ず、
指導的なパワーを持ちます。イヤでもね。

だから、ぼくらが
「お客さんの症状や病気」ばかりに注目していたら、
お客さんも、ますますそうなります。

それじゃあ、「そっちに行く」んです。
そこばっかり見てるから。


ぼくらはその人を診ないといけないし、
その人の「未来」を見ないといけない。
そしたら、お客さんも、顔を上げて、
そっちを見ることができるようになっていく。

そしたら「そっちに行く」んです。
希望のほうに。
光の差すほうに。


多分それが、
「病気じゃなくて、その人を診なさい」に
込められた、大切な含みだと思うんです。


話をよく聞くことは、大切です。
まず寄り添うこと。
でも、せっかく寄り添ったのだから、
行き先を少しずつ明るいほうにしていくこと。
寄り添ったからこそ、できることですね。
その「方向性」が回復の要になる。


手を添えること。
心を添えること。
目線を添えること。
小さな希望に添えること。

たとえば、そんな順番です。


そこで、なくてはならないのが、
「読み取る力」、リーディングですね。
そこでもやっぱり、氣功ができていると、
ぜんぜん違ってくる。


すぐできるコツは「触れられている場所」を意識すること。
自分の手の感じではなく、お客さんが今触られている場所の
感覚が「どんな感じかな?」と体で想像することです。

その「シンクロ感」は、必ず伝わります。
誠意として、やさしさとして。
そこから会話も施術も、質が変わってくる。
タッチがまず、やわらかく丁寧になる。

患者さんにとってあなたが、
「先生」じゃなくて、
「味方」になるからです。


そう、まず、味方になりましょう。
そして、足元の確認が済んだあとは、
顔をあげて、少し先を、一緒に見ましょう。

たぶんそれが、
一番最初に必要で、
永遠に大切な足場です。

ぼくもそうできるように、
色々な工夫を試してみています。


というわけで今回は、
「氣と意識を導くのが、セラピーの本質かもね」
というテーマでお送りしました。

ではでは、くれぐれも、お大事に!
何をしてるか、考えてるかより、何を見ているか。


編集後記につづく……

■ お知らせ


※スクールに関するお問い合わせは、
 返信やメッセージなどで、お気軽にどうぞ。

●1/28(日)
「楽ゆる式レイキ①初・中級」
 ~ 氣功でこりや痛みがケアできるようになる! ~
 http://www.ht-b.jp/erm/kiko/1reiki_b.html

●2月25日(日)
「人気No1. 治療系への第一歩!楽ゆる式 骨盤調整」
 ~ 無理なく心地よく、血流の改善で整える方法 ~
 http://www.ht-b.jp/erm/class/kotsuban.html


●その後、3月背骨、4月内臓、5月頭蓋と、
 奥まで効くケアを、あくまでもシンプルに伝えます。

 また改良し、上級クラスでお伝えしていたものを
 中級に噛み砕いて1つにしました。その分、お得です。



◎健康ブログも好評です。「楽ゆる式」
 http://www.rakuyuru.jp/ 


☆ Facebookだけの面白ネタもちょくちょく出してます。
 フォロー、大歓迎です!
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■ 編集後記


氣が通う。
通ったら宿る。
宿ったら養われる。
浄化や排毒が起きる。
重りがとれて場所が空くから、
正氣を自力で吸収できるようになる。

たぶん、そういう流れなのかな。


心が通う。
通うから、宿る(言葉が心に残る)。
宿るから、学びになる。
勘違いが直ったり、固定観念を捨てられる。
重りがとれて場所が空くから、
自分にあった知恵を自分で学べるようになる。

似てますよね。


たぶん、そういう流れなんだろうな。