●「力を抜いていて下さいね」
って、お客さんに言ったこと、ありますか?
僕は昔、言っちゃってました。
だって施術、やりにくいですもんね(汗)
でも・・・結果、どうなるか?
力が少し抜けることもあるけど、
人によっては、もっと緊張します。
そして、お客さんは、
「力を抜いていなきゃ!(先生に迷惑になる)」
と、感じます。(心の緊張)
●さてこれ、
プラスでしょうか?
ええ、そうなんです、
あんまり良いこと、ないんです。
あと、すごく大事なこと。
「力を抜かせてあげるのが、セラピストの仕事」
なんです。
それをお客さんに要求するのって、
ほんとは、おかしいことなんです。
●たとえば、
小児科のお医者さんが注射しようとしてて、
小さな子が泣いています。
そこでお医者さんが、
「泣かないでね、痛がらないでね、動かないでね」
って言ってとしたら――
「アホか!
じゃあ、あんたの仕事、何だよ!」
って思いませんか?(笑)
泣かないように、痛くなく感じるように、
動いて危ないことがないようにしてあげることこそ、
子どもを相手にする小児科医の腕の見せ所ですよね。
(実際、うまい人は、ほんとにうまいですよね)
●同じことなんです。
患者さんがリキんでいたとしたら、
それは、僕らの責任なんです。
患者さんがどうにかすることでなく、
僕らがどうにかすべきことなんです。
だって、
「リキまなくて済むように」
してあげられてないってことだから。
1)それまでの会話 か、
2)それまでのタッチ(施術法というより手)か、
3)未調整の強い歪み・体質 に、
問題があります。
この3つ、どれにしたって、
セラピスト側の問題ですよね。
●で、これは
多くの人が感じてることだと思いますが、
「リキみ・緊張があると、施術が効きにくい」。
閉じるんです。
筋肉も、ツボも、水路、聞く耳も。
そりゃあ、効かないですよね。
だから、
「脱力させてあげる」ことが、
実は、最重要かつ、最初のミッションなんです。
(じゃないと、そのあとの施術が効かないから)
●そこで、
「この先生なら大丈夫そうだな」って、
『心身ともに』感じてもらうことが必須になる。
そのためには、
「あなた自身が脱力できていること」が、
絶対条件なんです。
あなたが脱力できてないと、
もっと言えば緊張したりリキんだりしていると、
会話やタッチに、それが出ます。
100%、出ます。
グイグイしたり、ビクビクしたり。
(指の力みや迷い、リズムの悪さなど)
それに患者さんは反応します。
いやでも、共鳴しちゃうんですね。
で、警戒します。
そしたら、脱力なんて、できないんです。
●と、ここで――
「患者さんが脱力できるためには、
こっちの脱力が必要って、それどうすんの?」
「残ってる問題の、3)未調整の強い歪み・体質に
関してはどうなんの?」
という疑問が出てくるでしょう。
はい。
この2つを解消するのが、
「ねじれを抜く」ということなんです。
まずは、セラピスト自身のセルフケアとして。
あとは、お客さんへの施術の準備として。
●ほとんどの
「力を抜けない」人たちには、「ねじれ」がある。
これは施術を通して見えてきた、事実です。
実際に、「ねじれ」を抜くと、
驚くほどスムーズに、しかも高速で、
力が抜けるんです。
(この時点で、痛みや筋力低下も相当減る)
それから施術を始めたら、
楽で楽でしょうがないぐらいです。
筋肉、筋膜、関節も柔らかくよく動くし、
水流は通りやすく、呼吸は深くなってるし、
抵抗もないわけで・・・
その上、施術の効果も出やすいとなれば、
そりゃあ、こっちの負担も減りますよね。
●というわけで、
まとめに入りましょう。
まず、今すぐできることは、
「鼻へそ協調」です。
鼻とへそが、同じ方向を向くように「してみる」。
それだけです。
この「してみる」というのがポイントで、
そう意識するだけでもう、軸が生まれるので、
ねじれが減るんです。(正確じゃなくてOK)
この状態だと、疲れにくいし、出力が高い。
それは、プッシュテストをやると、すぐわかります。
(2人で。普通に押すのに耐えてもらったあと
鼻へそ協調してから押すのに耐えてもらう・・・
という比較で、面白いぐらい、違いが出ます)
ぜひ、トライしてみて下さいね。
●まずはこれをするだけで、
普段のねじれが減ります。出力も上がり
巡りもよいため、疲れにくくなります。
この違いだけでも、
かなり大きなメリットです。
●ただ、それでも少しずつ溜まるものが
どうしてもあります。
(カラダが傾いたり、ひねったりする施術や
普段の姿勢、寝相などなどで)
そういった蓄積の疲労やねじれに対しては、
専門のケアや、セルフケアが有効です。
実は、12月13日(日)にやる
「ストレイト・フロー」というスキルがそれで、
ねじれを抜く方法をお伝えします。
●あんまり聞かないことで、
オリジナルの内容なので、ひょっとしたら
難しく聞こえるかもしれません。
でも、本質は、
「自然に戻すだけだから、簡単」です。
なぜって、
赤ちゃんは、ほとんどねじれていません。
それを目指して「ねじれを抜く」わけですが、
「ねじれたホースを、真っ直ぐの太い状態に戻す」
というだけのシンプルなコンセプトです。
セルフケアも簡単で、
あの面倒くさがりで有名なうちの嫁も、
毎日やっています。
(1~2分でOK。肩こりが出なくなる)
●詳しくは↓に案内がありますが、
よかったらぜひ、12月13日(日)、脱力しにきて下さい。
まずは、ご自身のねじれを抜きましょう。
セラピストの仕事は、ねじれやすいですから。
(効き手、利き足の問題もありますしね)
そして、患者さんのねじれも、抜いてあげましょう。
今の施術の効果が、倍増ぐらいの勢いになります。
今回タイミングが合わない方は、
ぜひ、「鼻へそ協調」から、始めてみて下さい。
「体内がチームになる」という黄金の感覚を、
少しずつ、掴めるんじゃないかと思います。
・・・それではまた、面白い毎日を!
ボランチがピルロになる、って感じです。
(サッカーわからない人、すみません(笑))
・・・編集後記につづく。
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■次のセラピスト塾(※単発参加、初参加OK)は・・・
▼第12回(12月13日(日) 13時~18時 )
『 全身を「開通」させる ストレイト・フロー・テクニック 』
~ 『水流と氣流』を理想の状態にクセづける方法 ~ です。
今回のスキルの特長や、期待できる効能は・・・
● 全身の歪みが短時間でリセットされる
● 血行・リンパ・呼吸(水流・氣流)の『渋滞』が『開通』する
● 浅い症状と、深い症状が一発で区別できる
● 「施術が効きやすい状態」をいきなり作ることができる
● リキみが抜ける
● 全身の機能が正常化に向かう
◎ 軽くて疲れにくい体づくり(巡りがジャブジャブ)
◎ 自然に深くなる呼吸(24時間、意識しなくても)
◎ 施術から痛みが減り、気持ち良さが増す上に、効果が大きく向上する
◎ あまりの変化に、お客さんが「面白い」と喜ぶ
◎ 即刻硬さや痛みが減るので、歪みやねじれの説明がしやすい
◎ 診断のスピードが向上する
◎ こっちが疲れない(すでに柔らかいため)
◎ ひと手間で、全機能に好影響(筋、骨格、関節、内臓、神経、膜系、その他)
◎ すごく「達人っぽく」見えるんだそうです(笑)
といったところです!
完全オリジナルで、今までのものと、一線を画す内容です。
身につけておけば、かなりレアな武器にもなるでしょう。
⇒ 詳しくは・・・ http://www.ht-b.jp/erm/seminer/9.html
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■編集後記:
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生徒さんのKさんが、新潟から、
「たいそうおいしい大豆」のおみやげを
持ってきてくれたんですよ。(あざっす!!)
いやー、参りましたね。
大豆。
カラダにいいし、
味もいい上に、何より、
口の中が、乾くんですよ!
これ、ディスってるわけじゃなくて、
褒めてるんです(笑)
「食べるのに時間がかかる」のって、
ダイエットに、超いいですよね。
食べ応えがすごいんですよ、
「グラムあたり」の。
たくさん一気に食えないわけです。
で、少量ですごい満腹感。
似たサイズで考えると、
麦チョコ30個分ぐらいの食べ応えが、
大豆5粒で得られる。
そんな感じなんです。
そしたら、「食べ過ぎることができない」わけで。
いやー、有り難い。
めっちゃ気に入りました。
・・・このマニアックな価値、
伝わりますか?(笑)