「心技体 ~ 本当に治せる人気セラピストになる方法」
シリーズも、ついに第7回、最終回です!(全7回)。
シリーズの前回は、疲れを90%減らすための第一歩をお伝えしました。
今回は、セラピストの実力の「7割を占める」と言っていい
「体」について、まとめていきます。
●前回、
「どんなレベルの高いスキルも、
活かせるかどうかはあくまで本人次第」って
お話をしました。
具体的に言っちゃえば、
「スキルの力3に対して、本人の能力7」
ぐらいの割合です。
まぁ、わかりやすい話、
「伝説の剣を持ったアンガールズの田中」と、
「果物ナイフを持ったゴルゴ13」だったら・・・
ゴルゴ、勝つでしょ?(笑)
・・・という話ですね。
●もちろん、これ、
治療でも同じ事が起こるんですけど、
理由、具体的にわかりますか?
いったい何が、アンガールズ田中なセラピストと、
ゴルゴ13なセラピストの『致命的な違い』なのか、
はっきり言えますか?
このあたりがわかってくると、
『上達の速度』が天と地ほども違ってくるので、
しっかり、心に刻んでおきましょう。
●結論を先に言ってしまえば、
「カラダ(人間)の潜在能力をどこまで信じているか」
ということです。
これは、
「患者さんはきっと良くなると、信じて念じる力」。
つまり、『信念の力』に、
そのままつながってくるんです。
●そう、信念です。
もう根性論の匂いがしてくるでしょ?(笑)
でも、そうじゃないんです。
多くの伸び悩むセラピストの原因が、
これなんです。
才能じゃないんですよ。
体力でもない。
感覚の良さでも、
まして、頭の良さでもない。
メンタルだって別に弱くてもいい。
信念なんです。
●ヘビーな症状の患者さんと向き合ったときに、
「でも、もっと(もうちょっと)良くなるかもしれない」
って思えるかどうかなんです。
思い続けることが、できるかどうか。
それがあるから、
「もう少し、他のことも試してみよう」とか、
「もっと勉強してみよう」とか、
「もっと訓練してみよう」とか、
「別の人の意見も聞いてみよう」とかって、
前に進んで行けるんです。
それが・・・それこそが、
最も大きく深く、能力を伸ばしてくれるんです。
●アスリートと一緒です。
アスリートが一番成長するのは、
勉強しているときじゃないし、練習中でもない。
『試合中』なんです。
オリンピックとかワールドカップとかの
大会中に、バーーーー!!!っと花開く才能を、
いくつも見てきました。
いっちばん伸びるのは、
『試合中』なんです。
●僕らだって、そう。
試合中・・・つまり、『施術中』なんです。
勉強中でも、スクール中でもない。
「目の前の患者さんに何ができるか?」
という真剣な集中状態でこそ、
能力が開花するんです。本物の、自信がつくんです。
勉強やスクールは、その真剣さを後押ししたり、
立ち向かうための武器を得るためにあるんです。
で、武器はもちろん大切ですが、
真剣な実地の場で、「自分本体の筋力」がつくんです。
それが、武器の力に頼らない、本当の実力なんです。
(そしたら、素手でも強いゴルゴになれる)
●でも、ここで、思いませんか?
「だったら、10年とか20年やってる
年配の先生は、みんなすごく腕がいいんじゃないの?」
って。
そう、そこなんです。
ここに、何とも厳しい『絶対条件』があるんです。
年季が長かろうが、下手な人は、下手です。
なぜか?
それは、
「真剣さを継続できないから」です。
じゃあ、それはなぜか?
ここが一番なんです。
「あきらめてしまうから」です。
●何に対して、あきらめるのか?
3つあります。
1つ目。それは、
「この患者さんは、これ以上、良くならない」
というあきらめ。それが、努力と工夫を止める。
2つ目。それは、
「この症状は、改善できない」
というあきらめ。これも、努力と工夫を止める。
3つ目。それは、
「自分はこれ以上、上達できない」
というあきらめ。これもまた、努力と工夫を止める。
そうやって、
伸びなくなっていくんです。
本気に、真剣には、
なれなくなっていくんです。
そしてこの『信念の弱さ』は、
必ず、伝わるんです。
自分の脳や、患者さんに触れる腕に。
ひいては、患者さんに。
必ず、伝わるんです。
(単純に、
「もうあきらめている医者」になんて、
診てもらいたくないですよね・・・)
●だから、当たり前なんだけど、
「あきらめてはいけない」んです。
でもね、
「私は、あきらめない!!!」っていくらリキんだって、
無理なもんは、無理なんです。
あきらめないというのは、
決意とか、意志の力の問題じゃないんです、実は。
「可能性を信じていられるか」の問題なんです。
そうでしょ?
シンプルな話、
「可能性がまだある」んだったら、
あきらめる理由、なくなるでしょ?
●はい。
ここで、話が戻って来るんです。
「カラダ(人間)の潜在能力をどこまで信じているか」
この、信念です。
カラダの潜在能力を強く信じていられたら、
あきらめる理由が、なくなるんです。
↑で紹介した、
伸びなくなる理由が3つとも、消え失せるわけです。
(患者さんのことも、自分のことも、あきらめなくなる)
だってね、
どんなひどい病気だろうが、治るかも知れないんです。
(いくつもそういうの、見てきたし、聞いてもきました)
それは、
▼本人の回復力が起こす奇跡 かもしれないし、
▼医学が進歩するという奇跡 かもしれないし、
▼自分の実力が進化するという奇跡 かもしれないし、
▼もっと他の何か かもしれない。
まぁ、そんなことは、何だっていいんです。
どれにしたって、
「無限にあった潜在能力がちょっと目覚めた」
だけの話です。
もっと言えば、
「誰かの潜在能力が目覚めるのを、『待つ』ことができた」
という話なんです。
●人間ってね、すごいんです。
飛行機なんて、飛ばせると思ってなかった。
肺結核なんて、治せると思ってなかった。
電話なんて、最初、誰も信じなかった。
でも、
飛行は当たり前に飛ぶようになって、
肺結核で亡くなる人は激減して、
電話は国民全員が持っているぐらいになってる。
整体だって、そうです。
以前は不治の病とされてきたような症状の
改善例が、どんどん出て来てる。
(各種ガン、パーキンソン病、自閉症、失語症、などなど)
それは、生まれる(普及する)ほんの1年前でも、
「誰も信じなかったような」発明だったりするんです。
そういう変化が、いくらでも起きてきてる。
●人間(人類)をナメちゃいけないです。
患者さんをナメてはいけない。
自分をナメては、絶対にいけないんです。
今持ってる「ものさし」(常識)なんて、
すぐに使えなくなるものばっかりです。
いくらでも伸びうるんですから。
しかも、お互いに。
掛け算ですからね。
●心技体の最後の最後、
一番大切なことは、「カラダへの信頼」なんです。
可能性を探し続けることができるか?
上手に任せることができるか?
直感をちゃんと相手にできるか?
本当に親身になってあげられるか?
患者さんが安心・納得・希望を感じられるか?
・・・そういったものの根っこの根っこには、
あなたの「カラダへの信頼」度があるんです。
●才能とか頭脳なんて、
「あったらあったで、悪くはないかな」
というぐらいです。下手したら、害にもなる。
なぜなら、才能や頭脳が中途半端にある人って、
けっこうすぐにあきらめるからです(笑)
わかったつもりになってね。
信念が育つヒマがないんです、色々と早すぎて。
僕には幸い、そういう足かせ(?)が、
ありませんでした。
ウサギと亀で行ったら、完全に亀タイプですから。
「割と待てる男」です(笑)
●最後に。
あなたの実力の伸びを最大に左右してしまう、
この『信念』を健やかに育てるために・・・
具体策としては・・・
▼ リアルな改善事例を、たくさん知ってください。
▼ 現場で結果を出している先生から、学んでください。
▼ あきらめない先生に、習ってください。
▼ 「面白い!」と思える本や先生から、学んでください。
▼ 病名にビビらないでください。
▼ 「自分の予想を超える体験」を、たくさんしてください。
▼ 自分に症状があるなら、色んな工夫で治してください。
▼ 自分だけでは難しいなら、腕の良い先生に力を借りてください。
▼ 自分の能力開発を楽しんでみてください。
▼ 色んな健康法を、自分のカラダで実験してみてください。
▼ 『育てること』を大切に味わってみてください。
(子ども、ペット、植物、自分自身、大切な人との関係性など)
▼ 『人間の凄さ』にたくさん触れてください。
(施術でも格闘技でもスポーツでもアートでもサーカスでも(笑))
▼ 『自然の凄さ』にたくさん触れてください。
(近所の森でも川でも風でも海でも神社でもペットでも)
そして、
あなた自身を、「一人目の患者さん」として、
すごく大切にしてください。公私ともに。
こうして育った信念は、
必ず、才能を凌駕します。
そういう信念で学んだものは、
一生を支える血肉になってくれますから。
これらが、最強の上達法でもあり、
永井から贈る、最大の願いでもあります。
だから、そういう材料をできるだけ
大盛りに盛りまくって、スクールをやってるんです。
●まぁ、難しく考えなくてもね、
「そのほうが、ずっと楽しいですよ」
って話です、単純にね(笑)
「楽しければ、続きますよ」ってね。
●さて。
今回の『心技体シリーズ』、
いかがだったでしょうか?
拙いながらも、毎回、全力投球してきました。
ぜひ、ちょくちょく読み返してみてください。
実行率が50%ぐらいでも、おそらく、
500人に1人ぐらいには、なれちゃうと思います。
(少し、レベル高めに書きました)
ちゃんとやってれば、こんなに楽しい仕事、
なかなかないでしょうからね。
喜ばれながら、儲かりもしますし(笑)
せっかく楽しい仕事なんだから、
がっつり、楽しんでいきましょうね。
・・・それではまた、面白い毎日を!
2:8の法則でも、TOPの2割でいる条件は、
『信念』です。
・・・編集後記につづく。
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■お知らせや近況報告など:
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■次の中級クラス(9月27日 日曜 13時~18時)は、
『 再生能力と病気予防! 「内臓トリートメント」 』
~ 病気に対応できる上に、美容効果もたっぷり狙えるスキル ~ です。
このセラピーの特長は・・・
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・・・などです。
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セミナーですが、ベースがある人は応相談です。
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このスキルの特長は・・・
● 短時間で骨盤が整う上に、効果が長持ちしやすい。
● 骨盤を歪ませる筋肉をしっかり理解し改善するため、説明もしやすい。
● わかりやすい検査を導入することで、喜ばれやすい。
● 効能が深く、幅広い
● 「矯正」でなく「調整」なため、受けていて心地良く、不安感・不快感がない。
● 体幹の力が上がるところまでを検査で確認できるため、満足度が非常に高い
といったところです!
⇒ 詳しくは・・・ http://www.ht-b.jp/erm/seminer/9.html
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■編集後記:
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「水分とかちゃんと補給してたのに、
熱中症になっちゃいました・・・」
割とよく聞く声ですね。
よく考えたら当たり前なんですけど・・・
「摂取不足(飲んでる量が足りない)」な場合と、
「循環不足(体内で巡ってる量が足りない」な場合。
どっちもあるんですよね。
栄養の良いものを食べてても、
吸収できなければあんまり意味がないのと同じで、
水分とってても、なかで回せてないと
あんまり意味、ないんです。
怖いですよね。
(膀胱、腎臓、心臓、大腸あたりのケアで
めっちゃ変わります)
この、
「量だけじゃなくて質を考える視点」って、
いろんな分野で抜けちゃってますけど、
健康分野は、特にひどく盲点になってますねー・・・
注意しときましょう。