●「女のGAPに男は弱い」
「GAPのある男はモテる」
「最近、GAPよりユニクロのほうが質が良い」
などと、よく言われますね。
この『GAP』、治療家にとっても実は、大切なことです。
そしてこのGAPには、『明確な作り方』があるのです。
●いきなり、重大なヒントですが、
GAPって例えば、どういうものでしょうか?
よくあるベタな例は・・・
▼「ワルなのに、捨て猫に優しい顔でエサやってた」
→ 胸にズキュンと来る
▼「言葉は乱暴なのに、いつも命を張って守ってくれる」
→ 胸にズキュンと来る
▼「普段は温厚なのに、肝心なときにすごく頼れる」
→ 胸にズキュンと来る
▼「いつもすまし顔なのに、笑顔が異様にかわいらしい」
→ 胸にズキュンと来る
▼「普段は動きがスローなのに、エサを見せると迅速に動く」
→ 胸にズキュンと来る
・・・といったところ。
ヒントとしては充分だと思うのですが、
これらに共通する法則・・・見えて来ましたか?
●そうです。
GAPを作るための魔法のキーワードは、「なのに」です。
「~~~なのに、~~~」です。
これができれば、魅力的なGAP(意外性)になります。
こう考えたら、簡単に思えてきませんか?
●あなたには、
「すでに認知されているイメージ」があるはずです。
それは、
「ひとことで言ったら、どんな人?」と
友達何人かに聞けば、一発でわかります。
例えば永井は・・・
「爽やかそう」
「穏やか」
「優しそう」
「まじめそう」
「優等生っぽい」
・・・みたいなことをよく言われます。
事実かどうかは、別として(笑)
これに、「なのに」を付けたらいいんです。
例えば、
「いつも優等生っぽい『のに』、
私の前でだけは、素直に本音を話してくれる」
・・・としたら、それはもうGAPです。
●自分の例なんか出さなきゃ良かった、
という恥ずかしい後悔がないでもないですが(笑)、
こういうことを、考えてみる価値は大いにあります。
今お伝えしたように、まずは
プライベートでもけっこう重要なことです。
それは「モテるかどうか」ということだけでなく、
(それも大事ですけども)
「自分を狭いワクにはめて殺さない」ために、大事なんです。
●自己イメージを少しずつ(良い意味で)ハミ出すことは、
イコール、自分の幅を広げることなんです。
こういうメルマガを読む様な人(あなた)は、大抵、
優しすぎ(て損をするよう)な人です。偏見も入りますけど(笑)
それは、
『過剰な気遣いが自分を殺してしまわないように、
気をつけなきゃいけない人』だとも言えます。
だから、いきなりじゃなく、少しずつ、
ハミ出す冒険をしてみて欲しいわけです。
窓を開けるようなもので、
ずいぶん、息がしやすくなるから。
●さて、もう一つ。
この『GAPづくり』が死ぬほど大事になってくるのは、
あなたにブランド力(仕事上の魅力)を付けるときです。
ここで、
ものすごく「使える質問」をプレゼントしましょう。
【Q】
「整体師(セラピスト)なのに・・・」に続く、
「・・・」に、あなたの特長的な要素を書き入れましょう。
できるだけ多く、10個以上は書き出しましょう。
これが、あなたのブランド(=独立する上での強み)の
根っこが掘り出せる質問です。
●これで出て来た内容を、友達に見せたらいい。
できれば、あなたがお客さんになってほしいと思う
人物像に近い人に、見せたらいい。
「どれが、魅力的に思う?」って、聞けばいい。
その答えは、お客さん候補に好評かつ、
あなた自身が納得がいっている要素なんだから、
間違いなく「あなたの強み」です。
●当たり前ですが、
「なのに」の後が、マイナスな内容ではダメですよ?
【ダメな例】
▼整体師なのに、不潔である
▼整体師なのに、人の話を聞かない
▼整体師なのに、筋肉の名前とか言えない
これは、いわゆる「期待はずれ」のケースですね。
(まぁ実際、けっこういますけどね(涙))
僕がオススメしたいのは、
「期待を超える」もしくはそこまでじゃなくても、
「期待してなかった良さ」を作ることです。
(期待外のほうが、期待以上より簡単です。・・・これも
別の記事になるぐらい大事なコツですね)
【良い例】
▼整体師なのに、説明が丁寧でわかりやすい
▼整体師なのに、通わせようと強要しない
▼整体師なのに、ボキボキや痛いことをしない
▼ボキボキや痛いことはないのに、背骨も骨盤も良くなる
・・・こういったことが、
「期待外(=意外な喜び)」だったり、
「期待以上(=予想を超える喜び)」だったりするわけです。
(ちなみに4つ目が、うちのスクールの特長の1つ
だったりします)
●ぜひ考えてみて下さい。
要は、「一般的」をハミ出したり、少し超えたらいいんです。
それを無理なくやれるところ(分野)が、あなたの強みです。
あなたは整体師なのに・・・
何が、どんな風でしょう?
・・・編集後記につづく。
_____________
■お知らせや近況報告など:
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【NEW】
●本の出版が6月に決定しました!
その名も・・・「おなかモミアゲ(仮)」
ギャグみたいなタイトルですが(笑)、要は「超効く内臓ケア+3つのオマケ」
という内容です。健康にはもちろん、頭にも良いし、痩せるにも美容にも良い、
ということで、かなり美味しい内容になりそうです。
(今、半分ぐらい原稿を書いたところ)
ちなみに内臓全部をケアした上で、3つのオマケというのは・・・
1)驚くほど簡単に背骨を整える方法
2)驚くほど簡単に骨盤を整える方法
3)驚くほど気持ち良く、血行・リンパを流す方法
という3つです。
濃い目の雑学ネタも盛りだくさんだから、きっと面白いです。
発売が決まったら、またお知らせします。
【NEW】
●5/11(日):
『揺らぎ整体
~揺らしを使うとこんなに速い!とにかく心地良い全身ケア~』
中国の整体マッサージの推拿(すいな)の特長を取り入れた
「疲れないのにすげえ効くテクニック」です。
揺らし(波とリズムの力)を使うので、鎮静効果が強いのも
特長です。また、揺らすことは関節との相性がとても良いので、
骨盤、背骨、肩甲骨などの中枢の骨格調整もスピーディーです。
興味があればぜひ、お問い合わせ/ご参加ください。
【NEW】
●『神ツボ』がラミネート教材(A3)になりました!
壁掛けにして、「施術中にいつでもカンニングできる」ので(笑)、
施術の効果も上げやすく、大事なツボを覚える役にも立ちます。
厳選したツボが、20個(神ツボ)+37個(超ツボ)。
表面はわかりやすくイラストでの案内と、効能です。
(本には出て来ない、筋肉のツボ、美容のツボなども
かなり濃く掲載しています)
ウラ面は覚えるために使う、詳細なツボの位置の解説です。
この表と裏をペラペラめくりながら記憶術に使うと、
とても有効だと思います。
(というか、僕がそういうものが欲しくて作りました(笑))
興味があればぜひ、案内ページを覗いてみて下さい!
⇒ http://www.ht-b.jp/erm/item/kami_tsubo.html
●近日開催のスクール:
受けモレがある方、復習(再受講)したい方、単発参加もOKなので、
ご希望があれば、お知らせ下さい。
▼5/11(日)スペシャルクラス:『揺らぎ整体』
▼5/25(日)アドバンスクラス:『筋膜トリートメント』
※ 初級が終わってなくても中級・上級を受けることは可能です。
中級以降は独立したスペシャル・テクニック系なので、
一回完結もので、必要な基礎知識ごと習得してもらえます。
※ すべてのクラスについて、再受講は半額になります。
(毎回新しい内容が含まれることもあり、再発見が多くあるようです)
●スクールの予定一覧ページ:
⇒ http://www.ht-b.jp/erm/yotei.html
※ 記事のバックナンバーはコチラ:
⇒ http://bit.ly/vSWKkI
--------------------------------------------------
■編集後記:
--------------------------------------------------
「本の原稿、申し訳ないんですけど、1ヶ月で書けますか?」
編集者さん(20代・女性)に気まずそうに頼まれたのは、
3月の末でした。
「えええぇぇぇぇえぇええ~~~い、一ヶ月???」
と驚いたのもつかの間、ちょっとおかしくなった僕はなんと・・・
毎朝、90分を執筆にかけて、
モーレツな勢いで原稿を書きました。
「絶対にやぶれない締め切り」ってのも初めてですし(汗)、
編集者さんが優秀な分、厳しい人でもあるので、
かつてないスピードが出まして・・・
第一稿は、10日間ぐらいで仕上がりました。
自分でも驚くほどの速度です。
ただこれから(たぶん)、鬼のような厳しいチェックを経て、
書き直しや加筆、イラストとのすり合わせなどなどが
待ち受けているのだと思います。(5月)
しかし、せっかく本を出せる機会ですから、
妥協する気は1ミリもありません。
本当に、5万分、10万分ぐらいの価値があるものを
作りたいと思ってます。
・・・と思ってたら、色々詰め込みすぎて
ガッツリ絞られたんですけどね(笑)
目指すのは、濃度です。
濃縮還元的な。
ちょうど、野菜一日これ一本(濃縮版)を
愛飲してますが、こういう、
「栄養価が超高いのに、飲みやすいものを・・・」
と思ってます。
なんだかまじめなことしか浮かんで来なくて恐縮ですが(笑)、
その異常な集中のなせるワザか、患者さんの数も
すごい増え方をしています(汗)
「売上は院長のモチベーションで一気に変わる」
と言いますが、臨界点超えると、すごく実感しますね・・・
こんな風に、出版だけでなく、これを通して
学べていることもすごく多いので、それも
おいおい、シェアしていけたらと思います。
・・・というわけで、
ぜひ、買って下さい・・・できれば大量に(笑)