楽ゆる式◎セラピスト塾

根っこから体調がよくなる整体セラピーのヒント。心と体、魂のツボ。

【心体.18】頑張れば頑張るほど、効果は落ちる

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手芸でもギターでも何でもいいんですけど・・・
それを好きでしょうがない人には、なかなか勝てませんね。
頑張るということは、ときに、脚を引っ張ります。

特に、セラピーにおいては。

 
 ● 施術においてもカウンセリングにおいても、
   大事なことは、「柔らかくなること」です。

   他にも色んな要素はあるでしょうけど、
   これはほぼ、最優先ポイントじゃないでしょうか。

 ● カラダが柔らかくなる。ココロが柔らかくなる。
   疲労を外に出せるようになる、壊れにくくなる、
   巡りがよくなって元気になる。

 ● そこで大切なのは、『脱力』です。
   逆に、これを一番ジャマするのは、『緊張(リキみ)』です。

   だから、
   「頑張ってはいけない」んです。

 ● こんな経験、ないでしょうか?
  
   「この人、何とかしてあげたい!」
   「力になってあげたい!」
   「笑いをとりたい!」

   って頑張っちゃったときほど、空回りしちゃう。

 ● リキむと、人は弱くなります。
   肩に力が入ることで、全身のバランスが悪くなり、
   頭に血が上ることで、思考力も判断力も発想力も鈍るからです。

   だから、『頑張ってはいけない』んです。

  「頑(かたく)なに張る」なんて、かなりリキんだ状態です。
   これは、脱力の真逆にあります。

 ● よく、「見てるこっちまで緊張してきた」
   というセリフを聞きますが、これは、
   「リキみが伝染してしまう」という性質の証拠みたいなもんです。

 ● だから、セラピストは、頑張ってはいけない。
   施術は力任せになりやすく、リズムが落ち、効果を落とします。
   リキみは伝染し、患者さんを硬くし、呼吸を浅くします。

   それでは、どんな技術も効果が半減するんです。

 ● 話をポイントに戻しますが、
   大事なことは、「柔らかくなること」です。
  
   もっと言えば、
   「患者さんと一緒に柔らかくなること」です。

   さらに言えば、
   「率先してあなたが柔らかくいることで、
    患者さんも一緒に柔らかくなること」です。

 ● 熱い気持ちは大事です。
   患者さんの健康を願う誠意なんて、宝物です。
   それが大事なことには何の疑いもありません。

   でもその熱さは内に秘めた状態で、
   「自然に、水が流れるように、平気で」施術を
   行うんです。

   それが、一番効きます。
   一番、安らぐコミュニケーションになります。

 
 ● 「頑張らずに淡々と励む」
 
   あまり語られない、生き方のコツとも
   言えるかもしれませんね。


【 今回のポイントや補足 】-------------------------

 頑張ることとリキむことは切っても切り離せない。
 リキみは施術者のレベルを落とすだけでなく、伝染することで
 患者さんまで硬く弱くしてしまう。
 頑張らずに淡々と励むことが要諦になる。自然に、水が流れるように。

 ●追記:
 実力以上のものが出るのも、たいてい、脱力してるときです。

 

・・・編集後記につづく。
 
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■お知らせや近況報告など:
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 ● 【NEW】
   接客(=リピート力)を高めるための
   コミュニケーション・クラスを行います。6/23(日)。

  『お客さんに好かれ、リピート化する心理接客術トレーニング』

   集客のクラスがとても好評だったのですが(ありがとうございます)、
   そのときに出てきたリクエストで最も大きかったのが、これでした。
 
   話し方・聴き方ひとつで、施術の効果は大きく変わります。
   もちろん、リピート率は全く違ったものになります。

   それにはツボがあって、患者さんの心理が見えているかどうかが
   分かれ目になります。今回のクラスは、その心理のツボを
   マスターするものです。

  ▼ 興味があれば、ぜひ、案内ページをのぞいてみて下さい。
  ⇒ http://www.ht-b.jp/erm/class/commu_shinri.html
  
 ●【NEW】
   レイキのマスタークラスの開催(7/28日曜)が決まりました。
   (13時~18時)

 『効果3倍と言われるマスターレイキを習得 & チャクラケア & オマケ』

   レイキのレベルが上がって、威力があがるくせに
   かかる時間が短くなる(1/3ぐらい)のが基本のメリットです。

   あとはオマケとして、『チャクラ』をやります。
   どういうもので、どれぐらい大事で、どんな風に人生に
   関わってくるのか、どうやったら壊れるのか、どう治すのか、
   などなど。ここが隠れメリットとして、デカいと思います。

   年に1回、多くても2回ぐらいしやらないクラスです。
   ご興味があればぜひ、詳細をのぞいてみて下さい。
 
  ▼案内ページ:
   ⇒  http://www.ht-b.jp/erm/reiki_m.html

 ●スクールの予定一覧ページ、
  忘れちゃったときの参考に、ブックマークでもしておいて下さい。
 
   ⇒ http://www.ht-b.jp/erm/yotei.html

 ●近日開催のスクール:
  受けモレがある方、復習(再受講)したい方、単発参加もOKなので、
  ご希望があれば、お知らせ下さい。

  ▼ 5/27(月)中級(アドバンス):認定試験
  ▼ 6/2(日)初級3回目:腰のケア
  ▼ 6/9(日)上級(マスター):
   野口整体の基礎 & カラダの作りと調律点
  ▼ 6/16(日)中級2回目:便利すぎる操体法 & 超便利なセルフケア
  ▼ 6/23(日)オプションクラス(臨時)
   『お客さんに好かれ、リピート化する心理接客術トレーニング』
  ▼ 6/24(月)オプションクラス(臨時)
   『WEB集客がゼロからわかる全体像 & 具体策セミナー』
  
  ※ すべてのクラスについて、再受講は半額になります。
   (毎回新しい内容が含まれることもあり、再発見が多くあるようです)

 ※ ちなみに記事のバックナンバーは、コチラからチェックできます。
   http://bit.ly/vSWKkI


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■編集後記:
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 気づけば気づくほど、カラダは良くなるし、
 疲れなくなるし、施術の効果もあがります。

 ・・・自分の「リキみ癖」。

 たぶん、セラピストにとっては生命線となるスキルです。

 「どこに癖が出るか、目星ぐらい付ける方法ってないの?」

 と思うかもしれませんね。
 これは本当にシンプルで、

 『いつも疲れやすい場所、コる場所、痛む場所』には、
 例外なく、リキみ癖があります。

 だって、リキんでなければ、
 そんなに疲労しないんですもん。
 
 だから、探してみましょう。
 どこかのシーンで、どこかの動きで、
 必ず『そこ』にはリキみが生まれます。

 まずは、見つけること。
 そして、使い方を変えること。

 それが、効果最大の疲労予防法への
 最短ルートなんです。

 僕らにとっても、ひいては、患者さんにとっても。
 肉体系症状の原因は、ほぼ、そこにあります。

 ココロにも、ホントは、
 同じ事が言えます。

 ぜひ、イメージしてみて下さい。

 この発想はきっと、
 長い間、役に立ちます。