楽ゆる式◎セラピスト塾

根っこから体調がよくなる整体セラピーのヒント。心と体、魂のツボ。

【心体.16】 『自然との近さ』でセラピーの価値はほぼ測れる・・・の法則

f:id:cookyourself111:20160321132647j:plain

 『自然との距離』が広がると、人は病む。
  縮めて行けると、人は活きる。

 

 



大げさじゃなくて、
命の力を高めるのための、重大な法則だと思います。

実はこれで、
セラピーの価値を測ることができる。

・・・としたら、
面白くないですか?(笑)

 

続きは、編集後記で。

 

 



 ● マッサージはなぜ、気持ちいいのか?

   ・・・もっといえば、なぜ、気持ち良く『感じる』のか?

   ・・・さらに言えば、なぜ、気持ち良く感じるように
   『なっている』のか?

   考えたこと、ありますか?

 ● 人のカラダって、良くできていて、
   生存に有利なものに『快』(ここちよさ)を感じて、
   生存に不利なものには『不快』(嫌悪感)を感じる。

   そんな風になっています。

   食べ物が、わかりやすいですよね。
   うまいものは、栄養豊富です。
   臭いもの、苦いものは、ちょっと注意です。(基本は)

   (神経系が正常だったら、ですね。ここが大事ね。
    だから病んでしまうと、自分に本当に必要な物を
    選べなくなるんです。)
 
 ● つまり、
   「マッサージは、生存に有利、価値がある!」と
   カラダが判断しているんです。

   良いタッチを受けると・・・

   『適圧による心地良さ』(布団やお母さんのお腹の中に似てる)、
   『万有引力の反応』
   『温熱効果』(手の暖かみ)
   『圧電効果』(圧を受けると電位が発生して刺激になる)
   『緊張と弛緩によるリラックス効果』
   『血液集中と拡散による老廃物バイバイ効果(造語)』

   ・・・などによって、
   カラダはラクになるわけです。

 ● これが、脳の中の麻薬(脳内麻薬)を
   発生させます。

   β(ベータ)エンドルフィン、といって、
   鎮静効果、鎮痛効果が入っていて、多幸感もくれる上に、
   副作用がない!・・・というすぐれものです。

 ● これは、
   意外とちゃんと知られていない、マッサージや指圧の
   回復原理でもあるので、ぜひ、覚えておきましょう。

 ● さて、話を戻しますが、
   こういった、『回復反応』が起きる絶対条件になっているのが、
   『ヤバい感じがない』ということです。

   この、『ヤバい感じ』の意味、
   わかりますか?

 ● 例えば・・・

  ▼ 強すぎるマッサージ
  ▼ 熱すぎるお灸
  ▼ 痛みが強いハリ治療
  ▼ ごりごりやられる小顔矯正
  ▼ ボキボキされる骨盤矯正
  ▼ 先生に怖い or 不信感があるあらゆるセラピー
  ▼ 説明がなく意味がよくわらからないままのセラピー
    (説明があれば全然問題ありません)
  ▼ 痛すぎる足つぼマッサージ

  ・・・みたいなものは、
  カラダにとっては、『ヤバい感じ』なんです。

  だって、痛いの、嫌でしょ?(笑)

  熱いのも、ボキボキも、意味不明なのも、
  もちろん、嫌でしょ?

  ・・・というシンプルな話です。

 ● 『嫌だと効かない』んです。
   信じてなくても大丈夫、というセラピーは多々あります。
   でも嫌なのはダメです。拒絶と『緊張』が生まれます。

   緊張 ≒ コリ、ですから、
   アタリマエですが、逆効果です。

   痛いのもそう。熱すぎるのもそう。
   意味不明も、もちろんそう。

   『緊張』が生まれるんです。
   だから、効かないんです。

   セラピー(の効果)が入っていかない。
   カラダもココロも、『閉じてしまう』から。

 ● これが、
   『自然との距離』が遠いセラピーということです。

   それは効きません。
   どんなにすごそうな先生が、すごそうにやってて、
   人気で儲かっていようと、いいもんじゃない。
 
   これに関しては、
   別にナガイの考えとか感覚とかではないので、
   珍しく、断言しましょう。

   「ちゃんとプラス効果が続くものは、
    自然の法則に反してないものです。」

   (これはセラピーでも仕事でも経営でも同じです)

 ● どうやって見分けるか?
   ・・・というと、『赤ちゃんにやったら嫌がるか?』
   という発想法は、有効だと思います。

   適度に圧してあげたり、
   温めたり、
   揺らしたり・・・というのは、
   赤ちゃん、喜びます。

   「だぁだぁ、ばぶば~ぶ!(いいぜオイ、もっと来い!)」
   みたいなことを言います。

   でも、
   強いマッサージをゴリゴリしたり、
   あっついお灸をすえたり、
   首の骨をボキボキやったりしたら、

   「ぐぺぺぺがふっ!(この野郎!俺は繊細なんだぞ!)」
   みたいな顔をしますよね(多分)。

 ● そうやって、想像してみたら、
   わかりやすいと思います。

 ● そもそも、圧とか揺らすとかって、
   『生まれる前ぐらいから慣れ親しんでいる刺激』なんです。

   それは、カラダになじんでいて、
   安心を呼ぶものです。

   ・ お母さんのお腹に包まれていた(適度な圧迫)
   ・ 心臓がトントンと波打っていた(適度なポンプ刺激)
   ・ もともと細胞は揺れてたし、お母さんに揺らされてた(揺らし)
   ・ 産まれる前から話しかけられてた(優しい言葉)
   ・ 体重はお腹の中にいたころから感じてた(引力・重力)

   そういうのは、緊張を呼びません。
   そりゃそうですよね。

   赤ちゃんの頃から、もともとそれで良かったんですから。

   カラダから言わせたら、
   「そうそう、それそれ、オイラ、昔っから好きなの、それ」
   って感じでしょう。

 ● こういう視点を、ぜひ持っておきましょう。
   そして、自分のセラピーを、見直してみましょう。
   『自然化』してみましょう。
  
   新しいものを学ぼうか迷ったときも、基準になります。
   「それって、赤ちゃんでも喜びそう?」って、
   考えたらいい。

   Noなら、恐らく、自然に反したもので、
   学ぶ価値は、恐らく低い。

 ● だから、
   変に気張ったり、ムキになったりしないで、
   自然体でいたいな、とも思います。

   『自然体』

   ・・・このキーワード、
   何度味わい直しても、
   深い教えを与えてくれるなぁ・・・




【 今回のポイント 】-------------------------

 『自然との距離』が遠いセラピーは、
 『緊張(≒ コリ)』を呼ぶため、心身が『閉じて』しまい、
  効果が入っていかない。だから効かない。
 
  赤ちゃんでも喜ぶようなセラピーは、
  『自然との距離』が近く、心身が『開く』ため、
  効果が自然に浸透していく。染みこむ染みこむ。
  だから、効く。

  実はその究極の応用原則が、『自然体』。
  あなたが自然体でいるかどうが、セラピーの効力を
  高めるための最強の条件だったりする。

  (それの基礎は整体クラスのベーシック1でお伝え
   してますが、発展形のコツは、またおいおい・・・)



--------------------------------------------------
■編集後記:
--------------------------------------------------

 自転車って、いいですね。
 
 何の理由かわかんないんですけど、
 今まで、こんなに『春が来た』ことが嬉しかったことが
 ないんですよね。

 これ、なんででしょう。

 ・・・もしかして、わかります?(笑)

 ただ、年とったんかな・・・。

 スポーツタイプとかじゃなくて、
 ちょっとこじゃれた小ぶりなやつなんですけど。
 
 自転車でのんびり走ってるだけで、
 ずいぶんハッピーなんですよね。

 バイクより気軽だし、
 季節の匂いもハッキリ感じるし、
 八百屋の店頭のキャベツの値段もよく見えるし。
 
 なんかね、
 「こいだ分しか進まない」ってのが、
 逆にいいんですよね。
 
 もしかして、
 死期、近いんですかね(笑)