■ カラダに軸と弾力を生み出すのは、背骨、特に腰椎。
今回のポイントは、コレ↑です。
「にくづき(月)に、かなめ(要)と書いて、腰!」
・・・みたいなこと、よく言われますね。
ベタですけども、
ベタなだけあって、
さすがにポイントをついています。
簡単に言っちゃえば、
腰椎(=背骨の腰部分の5つ)が、
全身の軸をささえ、弾力を生み出す『バネ』になります。
そうそう、
背骨って、『S字カーブ』とかって言われますよね。
あれ、バネっぽくないですか?
そうなんです、あれ、バネ役なんです。
ああやってカーブがあるから、『ショック吸収』をする
クッション効果が生まれるんです。
そうすると、筋肉が疲れにくい。
サボれますからね。
■背骨は「S字」でこそ、バネでいられる
で、大事なことは、
その『S字カーブ』の『根元』にあるのが、腰椎なんです。
だから、全身の弾力は、
『カラダの中心にあるバネ = 腰椎』から生まれます。
あと、『軸』でもある、ということについて。
これは、すごくわかりやすいですよね。
背骨という名の大黒柱の根元が、腰椎ですから。
積み木と一緒で、下がズレると上はもう大変です。
根元がやっぱり大事なんです。
・・・というわけで、要するに、
『弾力と軸は腰椎で決まる』ということなんです。
ここまではOKですか?
■老いと弾力の関係
さらに、『老い』に関して。
なぜ、
弾力と軸が失われると『老い』てしまうのでしょうか?
これは、体調のよくないお年寄りを
イメージしてもらえば、すぐ納得できると思います。
弾力、失ってますよね。筋肉も関節も硬いです。
軸、失ってますよね。背骨や膝が曲がってまっすぐ立てません。
逆に、そうじゃないお年寄りは、
『若々しい』ですよね。
見た目だけじゃないです。表情も違う。足取りも違う。
足取りが違えば、行動力が違ってきます。生活が変わります。
・・・というように、
弾力や軸を失うことは、イコール『老い』なんです。
弾力を失うと、『巡り』が止まるからです。
大事なポイントですね。
ここまで来ると、カラダの全体像が少しずつ
見えてきている頃だと思います。
そして、この『弾力』と『巡り』の
切っても切り離せない関係については、次回、お伝えします。
今回はまず、
『腰椎の弾力』がいかに大事か、ということを
覚えておいて下さい。
※ オマケ: 軸の力 チェック方法
軸、立ってますか?
チェックは簡単です。
誰かに手伝ってもらって、
1)足を肩幅ぐらいにして立ち
2)右肩を押されてみて下さい。
3)そして、左肩をおされてみて下さい。
どっちのほうが、耐えやすいですか?
どっちのほうが、バランスが崩れやすいですか?
ぜひこれ、やってみて下さいね。
「右です!」とか、
「左です!」ってはっきり言えるなら、
あなたの軸は、崩れています(涙)
「あんまり違い、わかんねっす」という方は、
軸がけっこう整っています。よい傾向です。
このケアの方法については、
次回以降でまた、解説していきましょう。
【 今回のポイント 】-------------------------
健康の根本となる、『カラダの回復力』。
そしてその根本にある『軸と弾力』を支えるそのまた根本は、
背骨の中でも『腰椎』。
この弾力の良さはカーブとして表れ、『ショック吸収』役を
してれくるため、カラダは守られる。これは全身の
巡りにも良い影響を与える。
それがなくなってしまうのが、(不健康な)お年寄りである。
老いの本質とも関わるため、軸と弾力(≒ 腰椎)の
ケアは最重要ミッションでござる。
【 次回予告 】-------------------------
『軸と弾力』が、なぜ『巡り』に関わってくるのか。
巡らなければ、乾きます。これも老いの本質ですね。
このあたりを、解説していきます。
(もし、「こういう話題で書いてくれたら嬉しいです!」
というようなリクエストがあれば、遠慮なくお知らせ下さい(^-^))