楽ゆる式◎セラピスト塾

根っこから体調がよくなる整体セラピーのヒント。心と体、魂のツボ。

【心体.11】 軸と弾力と老化の関係

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■ カラダに軸と弾力を生み出すのは、背骨、特に腰椎。


今回のポイントは、コレ↑です。

「にくづき(月)に、かなめ(要)と書いて、腰!」

・・・みたいなこと、よく言われますね。

ベタですけども、
ベタなだけあって、
さすがにポイントをついています。

 

簡単に言っちゃえば、
腰椎(=背骨の腰部分の5つ)が、
全身の軸をささえ、弾力を生み出す『バネ』になります。

そうそう、
背骨って、『S字カーブ』とかって言われますよね。
あれ、バネっぽくないですか?

そうなんです、あれ、バネ役なんです。
ああやってカーブがあるから、『ショック吸収』をする
クッション効果が生まれるんです。

そうすると、筋肉が疲れにくい。
サボれますからね。

 

■背骨は「S字」でこそ、バネでいられる


で、大事なことは、
その『S字カーブ』の『根元』にあるのが、腰椎なんです。

だから、全身の弾力は、
『カラダの中心にあるバネ = 腰椎』から生まれます。


あと、『軸』でもある、ということについて。
これは、すごくわかりやすいですよね。
背骨という名の大黒柱の根元が、腰椎ですから。

積み木と一緒で、下がズレると上はもう大変です。
根元がやっぱり大事なんです。


・・・というわけで、要するに、
『弾力と軸は腰椎で決まる』ということなんです。

ここまではOKですか?

 

■老いと弾力の関係


さらに、『老い』に関して。

なぜ、
弾力と軸が失われると『老い』てしまうのでしょうか?

これは、体調のよくないお年寄りを
イメージしてもらえば、すぐ納得できると思います。

弾力、失ってますよね。筋肉も関節も硬いです。
軸、失ってますよね。背骨や膝が曲がってまっすぐ立てません。

逆に、そうじゃないお年寄りは、
『若々しい』ですよね。
見た目だけじゃないです。表情も違う。足取りも違う。
足取りが違えば、行動力が違ってきます。生活が変わります。

・・・というように、
弾力や軸を失うことは、イコール『老い』なんです。
弾力を失うと、『巡り』が止まるからです。

大事なポイントですね。
ここまで来ると、カラダの全体像が少しずつ
見えてきている頃だと思います。

そして、この『弾力』と『巡り』の
切っても切り離せない関係については、次回、お伝えします。

今回はまず、
『腰椎の弾力』がいかに大事か、ということを
覚えておいて下さい。

※ オマケ: 軸の力 チェック方法


軸、立ってますか?
チェックは簡単です。

誰かに手伝ってもらって、
1)足を肩幅ぐらいにして立ち
2)右肩を押されてみて下さい。
3)そして、左肩をおされてみて下さい。

どっちのほうが、耐えやすいですか?
どっちのほうが、バランスが崩れやすいですか?

ぜひこれ、やってみて下さいね。


「右です!」とか、
「左です!」ってはっきり言えるなら、
あなたの軸は、崩れています(涙)

「あんまり違い、わかんねっす」という方は、
軸がけっこう整っています。よい傾向です。

このケアの方法については、
次回以降でまた、解説していきましょう。


【 今回のポイント 】-------------------------

健康の根本となる、『カラダの回復力』。
そしてその根本にある『軸と弾力』を支えるそのまた根本は、
背骨の中でも『腰椎』。

この弾力の良さはカーブとして表れ、『ショック吸収』役を
してれくるため、カラダは守られる。これは全身の
巡りにも良い影響を与える。

それがなくなってしまうのが、(不健康な)お年寄りである。
老いの本質とも関わるため、軸と弾力(≒ 腰椎)の
ケアは最重要ミッションでござる。

【 次回予告 】-------------------------

『軸と弾力』が、なぜ『巡り』に関わってくるのか。
巡らなければ、乾きます。これも老いの本質ですね。
このあたりを、解説していきます。

(もし、「こういう話題で書いてくれたら嬉しいです!」
 というようなリクエストがあれば、遠慮なくお知らせ下さい(^-^))