バリ、行ってきました。
ご飯があまりに合わなかったんですが（涙）、
それをのぞけば、充実しすぎて鼻血があふれそうな日々でした。
多くの刺激をもらってきたのですが、
まず真っ先に心をうったのは、「おもてなしの表現」でした。
今日のテーマは、これです。
■すべての言動・動作・内装・仕組みに『優しさ』をこめる
● 前回のポイントは・・・
本当の回復は、『患者さんの心の健康度』が変わったときに
起こる。『カラダの健康度』をあげるのはもちろん、
『感情の変化』のきっかけを提供することで、
『心の健康度』をあげられるセラピストを目指すべし。
それが、今後ますます求められる、セラピストの必須スキルである。
・・・ということでした。
● そして、今回のポイントは・・・
「患者さんの『心の健康度』をあげるためにも、
患者さん（の五感）に触れるすべてに優しさを込める」
ということです。
■バリの衝撃
バリ旅行は、
「ちょっと遅れたハネムーンでござる！」ということを
言い切って、ハネムーン特別サービスをたくさん受けました。
（ウソは何もついてないんですけどね（笑））
それもあって、
けっこういい目のホテル、スパ（癒しどころ）など、
贅沢気味なサービス、たくさん受けました。
（でも「マジっすか？」という安さなのがバリの魅力）
だから余計に感じたんでしょうけど、
『おもてなし』が非常に心地良かったです。
○ すれ違うだけのスタッフでも、とけそうな笑顔で挨拶
○ あちこちに置いてある、『ウェルカム・フラワー（お花）』
○ 多くの施設が『オープン・エア』（窓や扉がない）で、
『風通し』が異常に良い。
⇒ バリは太陽光は強いけど、湿度は低かったので、風の
心地よさが段違い。その心地よさに打ちのめされます。
○ 絶対にジャマにならない音量で、『ループ系』のバリ音楽BGM。
⇒ あれは『リズム運動』と同じで、神経系を休める効果がある。
普段音楽を聴かない嫁でさえ喜んでました。
○ ホテルもスパも、内装がめちゃくちゃにおしゃれ。かつ、
『自然との調和』がグレート。木の茶や葉の緑といった自然色が
基調になった優しい配色で、目が疲れない暗めの照明。
ところどころにある花の白が、まぶしいぐらい爽やかな差し色に。
○ 『何かのエエ香り』がずっとする。
（僕には、食べ物は臭かったけど（笑））
○ スパでは、『タッチがとにかく丁寧』。上げ下げから違う。
包み込むように広い面で手をふれ、弱い力から始まり、一定の
リズムの中で施術し、じょじょに力を弱め、割れやすいガラスでも
そっと置くように戻す、という優しさ。
といった『おもてなし』が、
すごく心地良く、ひとつひとつが、ヒーリングでした。
■タッチの優しさに宿っているもの
特に施術でいけば、『タッチの優しさ』は
目を見張るものがありました。
スクールでもたまに、
『患者さんを赤ちゃんだと思って触るべし』ということを
究極のコツとして伝えたりしてます。
バリのセラピストの『アタリのほう』（笑）は、
そんな感じでした。
こういう『おもてなし』がなぜ大事か？
それは・・・それこそ、『感情的価値』が大きいから、です。
『ものすごく大事にされている』という満足が、
本当に大きいからです。
そしてそれは、心の回復を通して、
神経系に効きます。
神経系がゆるめば、脳が安心し、
命令の質があがるため、芯からのリラックスがあり、
内臓の機能は向上し、筋肉なんてさわらなくても緩みます。
いかに『患者さん（の五感）が触れるすべて』に
優しさを込められるか？
これは、究極の視点だと思います。
だって、優しいほうがより心地いいし、より治るに
決まってるんだもの。また来たくなるし。
『大事にされている感』が不足している人が
多くなってしまった現代ですしね・・・。
まとめが妙に切なくなったけど（笑）。
【 今回のポイント 】・・・・・
『患者さん（の五感）に触れるものすべて』に優しさを込める。
感情的価値を高めるために、もっとも大切な視点。
手つきもトークも内装もシステムも、『あなたを大切にしています』
というメッセージが伝わる表現であれば、患者さんの満足度は
天井知らずに高まる。回復効果も、神経系を通して深まっていく。
【 次回予告 】・・・・・
勉強・発見していることもすごく溜まりまくっているので、
そろそろ、施術のことも書こうかな、と思います（笑）
■編集後記：
内装だって音楽だって『おもてなしごころの表現』です。
ぶっちゃけ、バリのひとたち、笑顔はいいけど、
言葉（英語）はけっこうナマりがひどくて、根が適当なのが
ところどころに出てくるんだけど（笑）、
『環境のおもてなし力』がすごかったから、
カバーしてあまりある優しさを感じましたもんね。
うーん、
整体院をリゾート化したい・・・（笑）
