楽ゆる式◎セラピスト塾

根っこから体調がよくなる整体セラピーのヒント。心と体、魂のツボ。

●【心体.52】確実に1位になれるのは、どこですか?

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(リポーターのインタビュー)
「ゴン(中山)選手は、どうしてここまで
 人気が高いんでしょうか?」

(ゴン本人の回答)
「下手くそだからじゃないっすか?(笑)」

              (伝説の一問一答)

※念のため…ゴン中山選手は、サッカーの元日本代表です。

 

■ 誰にも負けないものを、見つけてあるか。



このゴン選手の回答は、天才的です。

ユーモアもあるし、
「自分の強みは技術ではない」ことを宣言している。

そしてきっと、「ゴン隊長」(中山選手の愛称)を
知っている人は、わかっているはず。

「あの人の武器は、情熱だ」って。
魂、熱意、ガッツと言ってもいい。

そして、確かに技術的に彼よりも
「うまい」選手はたくさんいたけれど、
圧倒的な結果(ゴール数)を残している。

何より、人気がすごい。


これね、セラピストにとって大切な要素が
ものすごく詰まってるんです。

技術じゃない。
でも、結果は出す。人気もある。
そのもとにあるのは、『情熱』なんです。
(技術もある程度は必要ですけどね)

情熱を、セラピー用語にしてしまうなら、
「氣の力」と言ってもいいでしょう。

ゴン隊長は、理解していたんです。
「どこでなら誰にも負けないか」を。


■ すべてで勝つ必要はない



サッカーは、これ、わかりやすいですね。

みんな、得意なことが別々です。
それでいいんです。
それ「が」、いい。

脚が早い人もいれば、
脚は遅いけど判断が早い人もいる。

ボールを早く動かせる人もいれば、
速いボールを蹴れる人もいる。

声かけで周りを元気にする人もいるし、
無言のプレーで盛り上げる人もいる。

「みんなちがって、みんないい」
ってやつですね。

セラピーも全く同じです。
「それぞれ得意なことがあって、当たり前」です。

万能に憧れる気持ちは僕にも超ありますが(笑)
そうならないと治らないか、売れないか、
というと、「そんなこと全然ねぇ!」です。

やっぱり、
「ここでなら、誰にも負けない!」
というポイントがちゃんとあれば、いいんです。

それだけで、
「他ではなく、あなたを選ぶ理由」になるから。

これが大事なんですね。


■ どのポイントで強みを発揮したいか



・・・ということで、
「よくある根本的な誤解」をほどいてみました。

「万能」を目指すよりもまずは、
「ストロングポイント(得意)」を伸ばしましょうね。

で、次に考えるべきことは、
「主戦場」です。「どこで勝負するか」。

これには、使いやすいサンプルがあります。
「これを元に考えれば、かなり強みを発揮しやすい」
という・・・

もうお伝えしちゃいますね。


●主戦場の候補

(時間別)
・来院前
・来院中(施術前、施術中、施術後)
・来院後

(テーマ別)
・施術の効き目
・施術のわかりやすさ
・施術の心地良さ
・施術スペースの環境の良さ
・院長のキャラクター
・立地
・時間帯
・利便性(使いやすさ、便利さ)
・お得感
・面白さ(エンタメ性)
・得られる情報(教育性)

これです。

この、どれでもいいんです。
あなたは、「1位」になれますか?

ちなみに、当たり前なんですが、
「1位」といっても、「日本一」になる必要は
これっっっっぽっっっっちも(笑)、ありません。

「近所で1位」になってください。
それだけで、充分なんです。

■ 有効な使い方 その1



さて。
↑のリストの使い方です。

「自分は今、どの部分が強いか」をまず
考えてみて下さい。

・・・


・・・ん?
わからない?

もし、そうだとしたら、それは
「リサーチ不足」です。

しかもこれは、「独立する前」から、
わかってたほうがいい。準備を始めたいものです。

まずはそこから始めましょう。

そう、意外とやっている人が少ないんですけど、
「近所のお店をまわりましょう」。

そうやって「近所のレベル」を知っておかないと、
自分が一位かどうかなんて、わからないから。

そのときも、↑のリストは使えます。
帰ってきたらすぐ、この項目ごとに、
5点満点でチェックするんです。

で、目立つところは理由も書き込んだらいい。
自分が感じたことでいいですからね。
それが、何よりのリサーチになります。

いいも悪いも、きちんと参考にする。
(もちろん、施術代は経費にする(笑))

それでこそ、「リサーチ」です。
ただ施術を受けに行ったって、学べることは
限られています。

「何をチェックするのか」がわかっていたら、
同じ6000円が、6万円分の学びになることだって
あるんです。


■有効な使い方 その2



はい。次は、
「どれが今強いか」がわかる場合。

それらの中で、
「もっともっと伸ばしたいところ」を選び、
「どうやったらさらに強化できるか」を
書き出しましょう。

そして、実行しましょう。

アイディアがもし足りないなら、
僕に聞きに来てください(笑)

でも、「的が絞れる」と
脳はみるみるスムースにまわりだしますから、
アイディアもきっと出て来やすいと思います。

「売上ってどうやったら上がるんだろ?」
よりも、
「お得感を出すためにはどうしたらいいかな?」
のほうが、考えやすいでしょ?


「質問の質があがる」ということ。

そうすると、自然と、出てくるアイディアの
レベルがあがってくるんです。


■ 絶対に忘れてはいけない視点



さて、ここで、落とし穴があります。

それは、前回さんざん出て来た、
「お客さん視点」です。

「主戦場」を選んで、そこを強化するときに、
絶対に忘れてはいけない視点。

それは・・・

「それによって、患者さんはなぜ喜ぶか?」

・・・です。

これが抜けたら、何の意味もありません。

「すごい強さで戦場に出たけど、相手はいない。
 ひとりぼっち」

ってことになっちゃいますからね。

「院長のキャラクター」を磨こうと思って、
「作務衣を着てみた」ってなっちゃうわけです。

「それ、お客さん、嬉しいですか? 
 そして、なぜ?」

ってことですね。

くりかえしますけど、
作務衣がダメってわけじゃないんです(笑)

ちゃんと理由が言えるか。
そしてそれが、お客さんに伝わっているか。
実際にお客さんが喜んでいるか。

これが大事なんです。


■ 「主戦場」を決めて、「その腕」を磨こう



というわけで、あなたの「主戦場」はどこですか?

僕は独立したばかりの頃、
「施術の効果」では勝てないと思ってました。
(あとで考えたら、そうでもなかったけど(笑))

だから、

・わかりやすさ(資料も配りつつ説明)
・時間帯(遅くまでやってる)
・面白さ(検査で違いを感じてもらう)

あたりが、僕の主戦場でした。
ここで、勝負してた。

そしたら、驚くほど紹介を頂けました。

なぜって、
「他と明らかに違った良さがあるから」です。
・・・自分で言うのもアレですけどね(笑)

「クチコミする理由」が必要なんです。
もっといえば、「ついクチコミしたくなる理由」。

それは、
「はっきりわかる他との違い」ですし、
「はっきりわかる他より良いところ」
でないといけない。

ただ違えばいいというわけじゃない。

「お客さんのための個性」にしろ、とまでは言わない。
でも、「個性がお客さんのために発揮される」ことは
必要なことです。

ぜひ、考えてみてくださいね。

あなたの、主戦場はどこか。
どこで勝負したいのか。

・・・で、何を磨くのか。



どうします?



――それではまた、面白い毎日を!
こうやってると、「競合」って「いなくなる」んです。


・・・編集後記につづく。

■お知らせ:




※質問や申込みは、返信などで、お気軽にどうぞ!

● 2016年5月8日(日) 13時~18時
(セラピスト塾S2。初心者の方歓迎、単発参加可)

 「 脳の機能を回復させる 『頭蓋骨リリース』+α 」
  ~ 気持ちよく、応用しやすく発展させた頭蓋仙骨療法 ~

 これを知らずにセラピストやってるのは、
 はっきりいって、「もったいない」です。

 今回のスキルの特長 は・・・

 ● 楽ゆる式は、深いのに簡単です
 ● 非常に深いリラックス状態になるため、他の治療の効果まで上がる
 ● 脳を通して、全身のあらゆる機能が改善⇒ 正体不明の症状にも対応できる
 ● 好転反応(施術後のお掃除反応によるだるさ、痛みなど)が軽くなる
 ● 楽ゆる式だと、短い時間でディープに(脳圧調整を含む)、心地良くやれる
 ● 顔面の歪みや血流、筋膜などにも良いため、美顔・美肌効果も期待できる

 ・・・といったところです。

 ここまでやれると、「他とは全く違う」っていう領域に
 入ってきますよね。

 ▼詳しくは↓こちらへ!
 http://www.ht-b.jp/erm/seminer/s2_04togai.html


※ 記事のバックナンバーはコチラ:
 ⇒ http://www.rakuyurus.jp/


◎ 編集後記:




ある意味、
この「主戦場選び」がむちゃくうまいのが・・・

何かわかりますか?

多分、誰の身の回りにもいるものです。


・・・

・・・


芸能人?

そうですね。それもある。
でも、もっと上手なやつ。



・・・


そう。

「植物」です。


咲くべき場所に、咲くべきものが、咲いています。
まぁ、選択の余地はないのかもしれませんが。

少なくとも、
チョロチョロ移動はしない(笑)

そんなことしたら、
「根をはる」ヒマがないからね。


本当は僕らも、同じです。

しっかり「根をはって」、長く愛されたいなら。
ちゃんと売れ続けたいなら。

チョロチョロ移動してはいけないんですね。


だから、
「心地良い上に、強くあれる場所」を、
ぜひ、選びましょうね。