楽ゆる式◎セラピスト塾

根っこから体調がよくなる整体セラピーのヒント。心と体、魂のツボ。

【心体.7】わかりやすい上に好感度の高い説明法3

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指圧の達人じいちゃんが、ある本の中で・・・

「本当に必要なツボは、

 

 その都度生まれたり消えたりするから、
 決まったツボからいつか卒業しなきゃいかんぜよ」

・・・という意味のことを書いてました。
(「ぜよ」とは言ってませんが、雰囲気です)


その感覚が、ようやく大分わかってきました。

いやー、面白いです。

『今のツボ』を読み取っていると、
「マジで?そんなところおさえたことないよ?」という
ポイントが出てきて、しかも、異様に効いたりします。
ツボにも『鮮度』がある、って感じです。

これも何とか体系化して、
シェアしたいなぁ・・・。


さて、今回も前回に引き続き、
『わかりやすい上に好感度の高い説明法』の続きです。

■ 常に一般論でなく『その人の話』として伝える



前回のポイントは・・・

「会話にあたってまず最も大切なことは、
 『相手にとって興味のある話を選ぶこと』。そして、
 『相手の興味のそぐう話であるということを最初に示すこと』。
 それがない限り、聞き手の脳のほうが「関係ない話」として
 拒否をしてしまう。またひどい場合は、自己満足・自慢に
 聞こえて、ひどくマイナス印象になってしまう。」

ということでした。
そして、今回のポイントは・・・

「どんな話をするときも、『患者さんの興味のある話』に
 してしまえばいんです」

ということです。

このためのコツが・・・
「あなたに関係がある話なんですよ」
という『患者さんへのリンク』を示してあげること、でした。


さて今回は、もう一歩、踏み込みましょう。

興味を持たれ好感度も強い『患者さんへのリンク』を
使った話方ですが、どうしたら、「あなたに関係がある話ですよ?」
と示してあげることができるでしょうか?

 

■ 今すぐ使える、マジックワード



これはとても単純です。
マジックワード、というと安っぽいですが(笑)、
確実に変化が出る発想法があります。

それは、
「●●さんの場合は・・・」という話し方をすることです。

肩コリの説明だろうと、腰痛の説明だろうと、
内臓の説明だろうと、
「●●さんの場合は・・・」と始めるんです。

これだけです。

こうすれば、『一般論』ではなく、
『その患者さん個人のための話』になります。

話の内容自体は同じでも、
聞きやすさ、興味、好感度がまったく違ったものになります。

たとえるなら、
プレゼントを渡すのと同じです。

プレゼントを渡すときに、
何の説明もなく裸の状態でテーブルに置いておいても、
やっぱり感動は薄い。愛想がない。

そうじゃなくて、
ちゃんとキレイにラッピングして、『●●さんへ』
という手紙を添えてあれば、ずいぶん嬉しさが増しますよね。
気遣いが伝わります。注目度も変わってくるし、
何より、『受け取りやすさ』が段違いです。

 

■診断能力が問われるのが、また、いい!


説明も同じことなんです。
最初に、『●●さん宛てですよ』と示すんです。

ただ、
「●●さんの場合は・・・」という話をする場合は
もちろん、『診断能力』が必要になります。

その患者さんの状態にあわせた話をしなくてはいけないからです。
(ここで役に立ってくるのが、解剖学・生理学の基礎知識ですね)
ここは、大切な頑張りどころですね。


さて、
心に残すためにも、イメージをしておきましょうね。

あなたが頭痛で困っていたとして・・・
次の2種類の説明、どちらのほうが嬉しいですか?

1)「頭痛で多いのは、一般的に緊張性頭痛といって
   首のコリからの影響で出るやつなんですよ。だから
   頭痛薬ばっかり飲んでてもダメなんですよね。」

2)「%%name%%さんの場合は、頭痛の原因が
   首から来てますね。目の疲れとかいくつかの候補が
   あるんですけど、伺ったお話とお体の状態から診ると
   首がメインなので、今日はよく首のケアを
   しておきますね。」

もう、明らかですよね。
よほど、2番のほうが親切で、説得力もあると思います。

(でも、もったいないことに、
 整体師さんは1番の話し方をするひとが、本当に多いです)

ぜひ、ちゃんとした知識を身につけて、
「あなたの場合は・・・」という話し方をしていきましょう。

逆に、
それを目指すことで、知識の吸収力もあがります。
ただ知識を覚えるんじゃなくて、
「わかりやすい説明で信頼・安心してもらうために覚えるんだ」
という意思・目的は、確実に脳力をあげてくれます。

ぜひ、活用しましょう。

(もちろんこれは、施術時の説明に限った話ではありません。
 日常会話でも、使っていけるといいですよね。)


【 今回のポイント 】・・・・・

『相手の興味のある話』にするために有効なのは、
「●●さんの場合は・・・」という話し方をすることで、
『一般論』でなく、『その人個人のための話』にすること。
そのためにも、しっかりとした基礎知識を身につけたい。

【 次回予告 】・・・・・

次回は、『見落としがちな患者さんの気持ち』的な
話をしていこうかな、と考えてます。


■編集後記



飲めるアロマ、って知ってますか?

某有名アロマブランドがあるんですけど、
それよりももっと良さそうなものが見つかったので、
さっそくアマゾンしました(笑)

届くのがとても楽しみです。

事前のチェック(氣とかによるもの)では、
けっこう色んな効能が期待できそうだったんですよね~。

もしとてもイイものだったら、
次回あたりにでもご紹介しますね。

しかし、ほんと、
いいアロマって普通のやつと随分違いますね~
最近すごくつよく実感しますわぁ・・・。