楽ゆる式◎セラピスト塾

根っこから体調がよくなる整体セラピーのヒント。心と体、魂のツボ。

【心体.2】伝達力だけあっても、ダメなんです

 

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さてさて、前回は・・・

 

「セラピストの売れる・売れない・つぶれる・つぶれないを

 いっちばん左右するのは、『コミュニケーション・伝達力』です」

 

・・・というお話でした。

 

それを受けて。

今月のココロ・からだ通信は・・・

 

『いい伝達のために絶対必要なことって何?』

というテーマで、お送りします。

 

 

▼聞く体勢がつくれるかどうか

 

【何をどう話すか?・・・そんなことより、

     『聞く体勢』を持ってもらえることがよほど大事です】


・・・というわけで今回は、

ハナっから一番大事なことを書いちゃいました。

 

でもこれ、意外と忘れられがちです。

本屋さんに行くと、すぐわかります。

 

 ●「上手な話し方が身につく本」

 ●「ニュース解説者が教える、わかりやすい話し方」

 ●「プレゼンテーションの極意」

 ●「会話に困らなくなる99のヒント」

 ●「伝達力の基本」

 

などなど、『話し方』の本の、オン・パレードです。

 

でもそれって、実は気が早いんですね。

ほとんどの会話下手なひとって、『話し方以前の問題』なんです。

 

実際、まわりにいる『会話が苦手なひと』を

思い浮かべてもらって、かつ、↑の本を全部そのひとが

読み切った・・・とイメージしてみてください。

 

そのひと、治りそうですか?(^^;)

たぶん、「No」だと思います。

 

そうじゃないんです。

『それ以前の問題』なんです。

 

 

これ、

『話し方』を『叱り方』に例えて考えると、

わかりやすいですね。

 

 

イメージしてみて下さいね。

 

あるうまくいってない親子がいます。

そして『ちょっと変だけど頼りになる家政婦』もいません(笑)

 

どんなに『上手な叱り方』を知ったお父さん(オサム)がいたとしても・・・

 

 ●『反抗期の息子のヒロシ』が

 ●『まったく父オサムをリスペクトもしてない状態のまま』で、

 ●『普段からの信頼関係もできていない関係性』なのに、

 ●『タイミング』もはからず、

 ●『上手な根回しや体勢づくり』もなく、

 ●急に『上手な叱り方』でヒロシを叱ったとしても・・・

 

「ぜんぜんダメ」ですよね(笑)

 

 

なぜか?

 

それは、

『聞く体勢(や状況)』を作れていないからです。

(今日のポイントですね)

 

その事前準備がない限り、

どんなにしゃべりがうまかろうと、巧みにプレゼンしようと、

やっぱり効果は薄いんです(涙)

 

 

だから、

「話し方」よりも、もっともっと大切なことは、

 

 ● 信頼・安心の空気づくり

 ● 信頼・安心の関係づくり

 

ということです。

 

 

初診の患者さんなんて、特にそうです。

だって、不安なんですもんね、そもそも。

 

「何かが不安だから」セラピー受けに来てるわけですからね。

(この大前提を、絶対に忘れたり無視したりしちゃいけません)

 

 

だから、チェックしていきましょうね。

 

あなたは、患者さんが安心・信頼できる空気をつくれていますか?

あなたは、患者さんが安心・信頼できるような外見ですか?

あなたの『場』は、患者さんの安心・信頼に足るものですか?

あなたは、患者さんが安心・信頼できるような人柄に見えていますか?

 

などなど。

 

これこそ、

『伝達の大前提』になることなんです。

 

これらの条件が整ってなければ、

「あんたの話なんて、聞きたくもないし、信用できない」

になっちゃいますから。

 

逆に、これが整っているなら、

「多少くちべたでも、自分のために話してくれてる、ちゃんと聞きたいな」

って、なってくれるんです。

 

そういうひと、まわりにも実際にいるでしょ?

話すのがうまいわけじゃないのに、何か惹きつけられたり、

聞いてて心地よいひと。

 

 

まずはここからです。

逆に、ここからスタートしないと、進めないんです。

 

 

・・・はい。

 

というわけで、

 

今回の一番のポイントは、『話すこと以前』の空気や場づくり、

安心や信頼づくりを重要視する、という視点(=アンテナ)でした。

 

 

次回は、もう少し具体的に、

「じゃあどうやって安心・信頼をつくっていくの?」

というあたりに、触れていきますね!

 

▼ 編集後記:

 

さいきん、できるだけエアコンを使わずに、

パナソニックの『加湿もできるヒーター』を愛用してます。

 

そうすると・・・

室温でいうと、エアコンのときより低い数値までしかいかない。

でも、暖かさは今のほうが感じるんです。しかも、快適なんです。

 

これが『湿度のしわざ』ですね。

乾燥がへると、体感温度が、えらい変わるんです。

面白いもんですねー

 

思い返せば、カナダにいたとき、

夏、気温40度とかいくんですけど、日陰はすごく涼しかったんですよね。

あれ、湿度が低いからだったんでしょうね。

 

(ちなみに冬はマイナス30度で、鼻毛が凍ります(笑))

 

『潤い』は、セラピストが愛すべきとても大事なキーワードです。

老化や疲労の真逆にあるものです。

僕らのカラダ、60%以上、液体ですからね。

 

今後も注目してきたいと思います。

 

というわけで、何の年末らしさも出ませんでしたが(笑)、

おかげさまで今年はまた本当にいい一年でした。

 

リクエストをもらうまで、スクールやるのなんてまだまだ先だと

思ってました。大切なきっかけを頂いたことに、感謝しています。

 

来年はもっと面白く、もっと役に立つことを、重くなく(笑)

伝えていけるようになっていく予定です。

そんなわけで、気が早いですけど、来年もよろしくお願いいたします!

 

くれぐれも?(笑)良いお年を!!